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携帯料金は"最適化"の時代へ 通信費見直しで固定費のムダを減らす

サブスクリプションの整理や保険、電気・ガス契約の見直しなど、家計の負担を抑える「固定費の最適化」への関心が高まっている。なかでも、保有率が9割を超えるスマートフォンの通信費は、支出を見直すうえで重要なポイントのひとつだ。そこで、スマートフォンや携帯料金に詳しいITジャーナリストの三上洋氏に最新トレンドと賢いプラン選びのポイントを伺った。

なぜ今、スマホの料金プランの見直しが進んでいるのか

MM総研「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態」(2026年1月調査)によると、スマートフォン利用者(端末代金の分割支払い分を除く)の平均月額利用料金は、2025年1月時点の4,356円から同年7月には4,117円、2026年1月には3,997円と、緩やかな下落傾向が続いている。

三上 ── 携帯電話の月額利用料金が下落傾向にある背景には、複数の要因が重なり合っています。まず、大きな転換点となったのは、菅義偉政権下で推進された携帯料金の引き下げ政策です。この官民一体の動きに呼応するかたちで、楽天モバイルが低価格プランを武器に市場へ新規参入したことが、価格競争を加速させる決定打となりました。

これを受けた大手3社は、ahamo、povo、LINEMOといった「オンライン専用プラン」を相次いで投入。その結果、長年高止まりしていたメインブランド利用者の平均単価が引き下げられました。

さらに、実店舗でのサポートを維持しつつ安価な料金を実現したサブブランド(UQ mobile、Y!mobile)のシェア拡大に加え、低容量から大容量まで柔軟な料金プランを展開するMVNO※への移行も進行。多様化するニーズに応じた選択肢の増加が、全体の平均利用料金を押し下げる要因となっています。


※MVNO(エムブイエヌオー): NTTドコモ、au、ソフトバンクといった通信事業者の回線を借り、通信サービスを提供している事業者のこと

中容量ニーズでオンライン専用プランは本当に正解か

同調査によると、スマートフォン利用者全体の平均月間モバイルデータ通信量は13.25GB。なかでも大手4社ユーザーの平均は15.84GBと、サブブランドの7.56GB、MVNOの7.24GBを大きく上回り、中容量以上のニーズが高いことが読み取れる。

楽天モバイルを除く大手3社において、中容量ニーズを持つユーザーの乗り換え先としてまず挙がるのが、オンライン専用プランもしくは、サブブランドだろう。ブランドの安心感や通信品質を保ちながら、30GB前後を大手の主力プランより安く利用できるため、通信費を抑えたいユーザーの有力な選択肢となっている。

三上 ── まず、ドコモ、au、ソフトバンクの主力プランを利用している人は、早めに料金プランの見直しを検討することが重要です。利用状況によっては、月額で数千円程度の負担軽減につながる可能性もあります。オンライン専用プランへの移行は、毎月のデータ利用量が30GB前後で大きく変動しない場合には有効な選択肢といえるでしょう。

一方、利用量が月ごとに変わる人は、容量の選択肢が豊富なMVNOも視野に入れる必要があります。近年は中容量帯の料金も下がり、通話利用が多い人向けのプランも登場するなど、価格面だけではなくサービス面での優位性も高まっています。

MVNOの老舗IIJmioの料金が料金改定! 賢い乗り換え先の選択肢に

物価高騰に加え、電気料金や人件費の上昇は、携帯会社の料金改定にも大きな影響を及ぼしている。こうした状況の中、MVNOの老舗で高いシェアを誇るIIJmioが料金プランの見直しを実施。2026年3月から音声SIMの15GBプランが従来の月額1,800円から200円引き下げられ、1,600円に改定した。

新料金について詳しくはこちら

料金改定にあわせ、「ハッピープライスキャンペーン」を6月8日まで実施している。新規契約者を対象に月額料金の割引やデータ容量の増量など、複数の特典が用意された注目のキャンペーンだ。

さらに、現在展開中の「ハッピースマイルキャンペーン」(終了日未定)と併用することで、15GBの音声SIMプランを新規契約した場合、最大6カ月間は月額料金が700円に。加えて、データ容量が10GB増量され最大25GBまで利用できるほか、通話定額オプションも最大6カ月間、無料で利用できる。

5GBプランも月額900円から500円へと割り引かれるため、小容量で十分という利用者にとっても、乗り換えや見直しを検討する好機といえるだろう。

ハッピープライスキャンペーンについて詳しくはこちら

三上 ── 以前は別のMVNOを利用していましたが、料金やサービス内容を比較検討した結果、20GB前後の料金帯が安いことに加え、知人のジャーナリストや通信分野の専門家に利用者が多い点、さらにSNSなどでスマートフォン関連の情報発信を積極的に行っていることへの信頼感も後押しとなり、IIJmioへの乗り換えを決めました。通信費の見直しを検討している読者にとっても、こうした点を踏まえ、自身の利用状況に合った選択肢の一つとしてIIJmioへの乗り換えを検討してみる価値はあるといえるでしょう。

他社からの乗り換え利用者を対象に端末割引キャンペーンも実施。対象のスマートフォンを回線契約とセットで申し込めば特別価格で購入できる。

三上 ── 今年3月に発売されたGalaxy S26シリーズをはじめ、豊富なラインナップを誇るIIJmio。なかでも節約目線で注目したいのが、Androidスマートフォンのモトローラ「moto g05」です。

通常価格19,800円(税込)のところ、他社からのMNP乗り換えなら一括2,480円(税込)と破格の設定。エントリーモデルながら、約6.7インチの大画面ディスプレイや5,000万画素カメラを搭載、さらにイヤホンジャックも備えるなど、実用性の高い一台に仕上がっています。

私自身、実はこの端末を「ゲーム専用機」として愛用しています。実際に使ってみて実感するのは、その圧倒的なコストパフォーマンスの高さ。メイン端末としてはもちろん、サブ機としても非常に頼もしい一台です。

スマホはeSIM時代に突入 乗り換えがより容易に

大手キャリア、サブブランド、MVNOの競争激化により料金やデータ容量の差は縮小し、サービス間の優劣は見えにくくなっている。利用者にとっては、どの事業者を選んでも大きな不自由が生じにくい環境が整いつつある。こうした中、近年は料金面に加え、「使い勝手」や「乗り換えやすさ」といった利便性が新たな選択基準として注目されている。

その象徴ともいえるのが、iPhone 17シリーズ。物理的なSIMカードを廃止し、「eSIM専用仕様」へと舵を切った。eSIMは端末に内蔵されたSIM機能で、従来と同様に契約者情報を管理する。カードの差し替えが不要となり、オンライン上の手続きのみで回線の切り替えが完結する点が特徴だ。

こうした利便性の向上を背景に、携帯会社の乗り換えは一段と容易になっている。この流れを受け、IIJmioでもeSIMの普及を後押しする施策を展開。10月31日まで、音声eSIMまたはデータeSIMの申し込みにおいて初期費用を半額とするキャンペーンを実施中だ。

三上 ── iPhone 17の購入を機にIIJmioのeSIMプランへ申し込んだところ、移行手続きのスムーズさに驚かされました。手続き開始から回線の切り替え完了までに要した時間は90分程度で、画面の案内に従って操作するだけで完了。乗り換え時のハードルの一つだったMNP予約番号の取得も、「MNPワンストップ」を活用すれば不要になり、短時間での乗り換えが可能になっています。

選ばないと損する時代に固定費のムダをなくすには

各社の料金プランが多様化している昨今、今まで使ってきたからという理由で現状を維持するのは、それだけで損をする可能性がある。月額料金やデータ容量、通信品質など、自分の優先したい価値をしっかり考慮した料金プラン選びがなにより重要だ。IIJmioはあくまでひとつの選択肢ではあるが、この機会にぜひ携帯料金の“最適化”を検討してみてはいかがだろうか。

ITジャーナリスト/ライター
三上 洋氏
東京都世田谷区出身、1965年生まれ。東洋大学社会学部卒業。 テレビ番組制作会社を経て、1995年からフリーライター・ITジャーナリストとして活動。 専門ジャンルは、セキュリティ、ネット事件、スマートフォン、携帯料金など。文教大学情報学部非常勤講師(SNS文化論、インターネットビジネス論)