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日本・台湾の連携で創出するMICE産業の未来:アジア市場の開拓で、産業競争力を共に強化

台湾・桃園市の「メッセ桃園」で開催された「2024 JCI 世界会議桃園大会」の様子

日本と台湾との経済・産業協力は近年、ますます緊密になっており、日本企業による展示会や見本市などMICE(※)イベントの多くが台湾で開催されています。台湾では、関係機関が総力を挙げてMICEイベント産業振興プロジェクト「MEET TAIWAN」に取り組んでおり、現地でのイベント開催を強力かつ包括的にサポートしています。

「MEET TAIWAN」は台湾経済部(日本の経済産業省に相当)国際貿易署が中心となって推進しています。この取り組みは、MICEイベント開催地としての台湾の知名度と魅力を高めるとともに、海外の企業や団体による台湾でのインセンティブ旅行(成績・業績の優秀な社員などに報酬として与えられる旅行、または顧客を招待する旅行)やイベントの成功を確実にするために、様々な特典や優待サービスなどを提供しています。

台湾には、MICEイベント開催に適した台北、桃園、台中、台南、高雄の5つの主要都市があります。台湾の西海岸に位置し、「MICE回廊」と呼ばれています。5都市は近代的な交通網で結ばれており、高品質の設備を備えた会議・展示会場、宿泊施設、関連インフラを有しています。

※ MICE:会議、研修・インセンティブ旅行、大会・学会・国際会議、展示会・見本市などビジネスイベントの総称

各都市にはそれぞれ独自の特徴があります。台北は台湾の中心都市であり、歴史・文化と現代の都市生活が融合し、多様な産業の中核拠点となっています。桃園は「エアロトロポリス(空港都市)計画」が進む台湾の玄関都市で、製造業の多くの企業が拠点を有しています。台中は精密機械と革新的な製造業で知られており、台湾中部の産業と技術の中心地です。台南は文化遺産とバイオテクノロジーおよびグリーンエネルギー産業が融合し、台湾の「文化首都」の称号を得ています。高雄は産業の多角化を通じて変貌を遂げており、台湾南部の革新性と国際的な発展の可能性を併せ持つ都市です。

日本と地理的にも近く、歴史や文化のつながりも深い台湾。近年は、日本との経済関係や産業界の連携を強めており、日本の企業・団体が国際的なMICEイベントを開催する場所としての魅力を増しています。その理由を探ってみましょう。

日本・台湾の産業界連携を新たな高みへ

日本と台湾は、重要なビジネスパートナーです。特に半導体産業では、台湾は最先端の研究開発と製造の分野で世界をリードしており、日本は材料や製造装置の技術の面で重要な役割を果たしています。半導体受託製造の世界最大手TSMCは熊本県に生産拠点を設け、九州などで半導体産業の集積が進んでいます。日本と台湾のサプライチェーンが互いに補完し合う関係は、海を越えた産業界の連携・協力の新たな形を世界に示すものとなっています。

日本と台湾の協力は半導体にとどまらず、特にあらゆるモノをインターネットにつなぐIoTの技術やAI(人工知能)を活用して生産性を向上させる「スマート製造」、「精密機械」や「電子機器」などの分野にも及んでいます。台湾では、これらの分野で一連の主要な国際見本市が開催されており、異業種間の交流やイノベーションを促進するダイナミックなプラットフォームが形成されています。

最近では、国際青年会議所(JCI)が主催する「2024年JCI世界会議桃園大会」が、2024年10月下旬から11月上旬にかけて、桃園市の「桃園コンベンション&エキシビションセンター(メッセ桃園)」で開催されました。年に一度の国際的な一大イベントであるこの大会には、世界各地から青年会議所メンバーが集まり、グローバルな課題や次世代のリーダー育成に関する活発な議論が行われました。特に、日本から多くの若手ビジネスリーダーが参加したことで、日本と台湾の人材・文化交流がより際立つ機会となりました。

世界クラスの立地と施設、台湾最大の国際会議場「メッセ桃園」

博報堂グループの安益国際展覧(インタープラン・インターナショナル)が運営する「メッセ桃園」は、2024年10月にオープンしました。地上4階、地下2階で、延べ床面積約7万6,000平方メートルの規模を誇る台湾最大の国際会議場で、大規模なショッピングモールと近代的な展示ホールが一体となった台湾で唯一の施設です。台北港(新北市)と桃園国際空港(桃園市)に近く、有利な立地となっており、こうした地理的な優位性を生かした「メッセ桃園」は、台湾北部のMICE産業発展の重要な拠点となっています。

桃園コンベンション&エキシビションセンター(メッセ桃園)の外観

「グルメ」「先進医療」「観光」…ビジネス以外の体験型イベントも充実、助成金制度も

MEET TAIWANは「グルメ」、「文化観光」、「お土産」、「先進医療」、「ガイド付きツアー」の主に5つの分野で、体験型サービスを提供しています。仕事以外の文化的な価値ある体験やイベントなどをスケジュールに組み込むことで、ビジネス旅行をより充実したものにすることができるでしょう。

さらに、公式イベントの前後3日以内に実施される短期旅行に補助金を支給するプログラムもあります。海外からの出張者は1回の短期旅行につき1人あたり1,500~2,000台湾ドル、1イベントにつき最高60万台湾ドルまでの補助が受けられます。滞在期間を少し延ばせば、台湾文化への関心をより深められるような、充実した、没入感のある体験を楽しんでいただけます。

静寂の中で、日本と台湾の深い歴史的つながりを再発見

日本との豊かな交流の歴史を持つ台湾には、各地に共通の歴史を受け継いだ建築様式や文化的特徴を持つ建造物や施設が残されています。これらは、日本から訪れる人々が歴史に思いをはせ、静かで深い感慨に浸ることができるスポットとなっています。この深い結びつきを象徴する2つの観光地をご紹介しましょう。

【淡水・紅毛城(サント・ドミンゴ城)】

淡水・紅毛城(サント・ドミンゴ城)

新北市淡水区にある要塞「紅毛城(サント・ドミンゴ城)」は、日本との歴史的なつながりを含め、いくつもの国際交流の段階を経てきました。現在は「国家古跡および博物館」に指定されており、ガイド付きツアーや展示を通じて、アジアの近代史における台湾の多文化的な役割を知ることができます。

【剥皮寮(ポーピリャオ)歴史街区】

剥皮寮(ポーピリャオ)歴史街区

台北市万華区に位置する「剥皮寮(ポーピリャオ)歴史街区」の歴史は清朝時代に遡り、近代化の中で、徐々に重要な都市エリアへと変貌を遂げました。日本と台湾と長い交流の歴史を反映して、街並みは閩南(ミンナン)、西洋、日本の建築様式が融合しています。現在は文化保存と創作展示の場として再開発されており、定期的なイベントやツアー、「インタラクティブ体験」などが楽しめます。都心では珍しい文化的な散策スポットとなっており、旅行者は、台北の多様な文化の歴史に触れるとともに、建築や都市デザインに残る日本文化の影響を目の当たりにすることができます。

MEET TAIWANは効率的かつ効果的で、文化的な奥深さを備えた世界クラスのビジネスイベントサービスを提供し、日本を含む国際的なプロフェッショナルの皆様に、台湾での忘れられないビジネス体験をお約束します。

詳しくは、MEET TAIWAN のウェブサイト(https://taiwanbizfun.meettaiwan.com/index_jp.html) をご覧ください。