
摂南大学
摂南大学だからこそ実現できる主体性を育む教育
トップインタビュー
摂南大学 久保 康之 学長
徹底した少人数教育で主体性を育む
2025年に開学50周年を迎えた本学は、実就職率93.1%、学生の就職満足度97.9%(いずれも26年3月卒業生実績)という、関西の総合大学の中でも非常に高い実績を誇っています。これは情熱を持って“寄り添う”教育ができているからこその成果です。教育は知識の伝達だけでなく相互関係によって成り立ちますので、本学では少人数教育を徹底しています。初年次から10~20名までのゼミ教育をスタート。教員と学生の距離が近く、学生の潜在能力と可能性が、先生とのやり取りの中で触発され成長し、そしてまた学生の学びに対する主体性が養われます。学生の成長第一主義の教育を基本とした「学修者本意の教育」を全学で展開しています。
もう一つ、資格取得のサポートも高い就職率を支える要因でしょう。大学としては初めて「ベネフィット・ステーション」を導入。就職活動や資格取得に役立つ2600以上のeラーニング講座を、在学生はいつでも無料で利用できます。また、学生のスキルアップ・キャリアアップをサポートすることを目的とし、資格・能力取得奨励金制度を拡充しました。なお、本学学生の国家試験の合格率は極めて高く、薬学部は開設43年で薬剤師合格率は98・1%、看護学部の看護師資格においても10年間全国トップレベルを走ってきました。低年次からのキャリア教育、徹底した国家試験対策、そして制度面・経済面において充実した資格取得サポート体制で、学生を全面的に支援しています。
9学部17学科の総合大学で文系にも理系にも強い
本学は、理工・農・医療から文系まで、9学部17学科を有し、大阪で3番目に規模が大きい私立総合大学です。学部や学科の垣根を越えて交流する環境が整っています。枚方キャンパスは、関西の私立大学で唯一の薬・看護・農学部が集う環境となっており、この環境を生かして多職種連携教育(IPE)を展開しています。
そして15年前からスタートしたPBLプロジェクト「課題解決型学習」では、学部をまたいだ学生チームが地域や実社会の課題の解決に挑んでいます。プロジェクトの中から生まれたオリジナル商品の開発も進んでおり、枚方市のふるさと納税品にもなっている「すももちゃんサイダー」をはじめ、クラフトビール・ワインなど、さまざまな商品が既に開発されています。例えば私も、中国・雲南コーヒーを用いた6次産業化の実践学習にかかわっており、コーヒー豆生産現場から製品化までのプロセスを学ぶ国際プロジェクトが展開されています。中国の雲南農業大学と本学、現地企業との共同で新しいコーヒーブランド、雲南・摂南の「nannanコーヒー」を立ち上げました。こうしたプロジェクトに取り組む中で、学生の自律性や主体性を育んでいます。
ユニークなプロジェクト 50周年記念事業「むむプ」
PBLよりもっと自由度の高いユニークなプロジェクトもあります。私は学長に就任した当初から「一人ひとりの内発性を大事にしていこう」と心に決めていました。そこで、本学のマインドを表現したキーワード「挑む、楽しむ」にちなんだ新企画を始動。学生それぞれの内発的なものから生まれた新しい課題を具体化し、学内を飛び出して地域社会、自治体、企業、大学で連携しながら取り組んでいく。つまり、新しいことに挑み、それを楽しむという「挑む、楽しむ。プロジェクト」、愛称「むむプ」を開学50周年事業のひとつとして立ち上げました。
一例として教員・学生からの申請により実施した能登半島復興支援プロジェクトは、地震で被災した家屋等から救出された輪島塗を洗浄する活動です。能登の誇る伝統工芸を新しい持ち主につなげ、震災の記憶と持ち主の想いをつなぐことを目指します。復興へと向かう被災地に寄り添い、地域の課題に挑戦しました。他にも本学では客員教授として大企業の商品開発部長などを招聘しており、プロの視点で美味しいだけでなく、品質管理など社会に出すための商品作りを学ぶことができます。このような学生の成長につながるプロジェクトを24年度から始め、累計31のプログラムを実施しています。
また課外活動も自己実現の場として重要視しています。中でも22年に指定強化団体として創部したスポーツクライミング部は、26年6月に国内最高峰大会「ジャパンカップ」で使用されるボルダーウォールを竣工(しゅんこう)し、競技施設が教育機関としては国内でも有数の規模となるなど、選手を支援する環境が整っています。25年のワールドカップ優勝者をはじめ、日本代表選手に6名が選出されるなど、世界の大舞台での活躍が今後も期待できます。
摂南大学での学びや経験が学生の成長を促進する
少人数教育と学部横断型のさまざまなプロジェクトで自律性を育む本学では、日々、学生たちが目を見張るほどの成長を遂げています。「大学に入るまで勉強が大嫌いでした」という学生が、世界に自分の研究成果を発信する論文を英語で書き上げるなど、目覚ましい成長の姿を私は何度もこの目で見ています。
摂南大学では主体的かつ協働的な学びを大切にしており、これらの教育活動が土台となっています。また、1年次から学生一人ひとりに寄り添った手厚いキャリアサポートを実践しています。
大学で成長したいという意欲あふれる人はもちろん、今は心の奥に潜む情熱を自覚していない人も、本学の先生方と触れ合ううちに学びの楽しさに目覚め、自分の可能性を広げることができるはず。ぜひ自分の中に眠る成長力を伸ばすために、摂南大学に来てください。
摂南大学 学長
久保康之(くぼ・やすゆき)
1980年京都大学農学部農林生物学科卒。85年京都大学農学研究科農林生物学専攻博士課程修了。87年より京都大学農学部助手・講師。京都府立大学農学部教授、摂南大学客員教授を経て、2020年摂南大学農学部長着任。23年11月に12代学長に就任した。京都府立大学名誉教授、雲南農業大学(中国)名誉教授。25年4月「日本農学賞/読売農学賞」を受賞。
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