音楽には、子どもたちの未来を支える力がある——。全国で40年以上にわたり音楽を届けてきたトヨタは、感動体験を通じた次世代育成に取り組んでいます。音に耳を澄まし、心を動かされる時間は、感性や集中力、他者を思いやる気持ちを育む。数値では測りきれない力が、夢や希望の土台となっていくのです。そうした想いのもと、2000年よりウィーン国立歌劇場の特別協力を得て開催している「トヨタ・マスター・プレイヤーズ, ウィーン」が、今年も3月30日より開催されます。
なぜトヨタが音楽を応援?
トヨタは「音楽を通じた地域貢献」を目的に、1981年から公益社団法人日本アマチュアオーケストラ連盟および全国のトヨタ販売店と連携し、日本各地で活動するアマチュアオーケストラを支援してきました。
モビリティカンパニーであるトヨタ自動車が音楽支援に取り組む背景には、「人を動かす(MOVE)」という原点があります。これは単に人やモノを移動させるという意味だけではありません。人の心を動かし、感動を生み出し、新たな一歩を踏み出すきっかけをつくることもまた、「人を動かす」ことだと考えています。
全都道府県で開催してきた「トヨタコミュニティコンサート(TCC)」は、今年で通算2000公演に到達。子どもたちが舞台に立つ体験や指揮者体験コーナーなど、実際に音楽に関われる参加型企画も充実しており、音楽を「聴くもの」から「自分で体験するもの」へと広げています。
地域の音楽家やオーケストラとの出会いは、学校では得られない貴重な体験です。目の前で生演奏に触れることで、子どもたちは音楽の迫力や喜びをじかに感じ、「生きた音楽」として心に刻むことができます。こうした体験が増えるほど、音楽の力はより深く、豊かに、子どもたちの心に届いていくのです。
その魅力を象徴する公演のひとつが、昨年12月に沼津市で行われた「トヨタコミュニティコンサート沼響オペラ『ヘンゼルとグレーテル』」です。指揮の初谷敬史さん、演出の田尾下哲さんを中心に、子どもから大人まで、出演者たちが、会場いっぱいに物語と音楽の世界を広げました。
公演にあわせて開催された小学生を対象にした「お菓子の家」絵画コンテストでは、198点の応募の中から選ばれた作品をもとに、菓子職人がリアルなお菓子の家を製作・展示。舞台だけではなく、会場全体が想像力や創造性まで彩られ、子どもたちにとって忘れられない特別な体験となりました。TCCでは、このような音楽とさまざまな企画を組み合わせることで、子どもたちが自ら音楽に関わり、心と感性を育む機会をお届けしています。
世界最高峰の響きが次世代の可能性をひらく
ウィーン国立歌劇場の特別協力を得て2000年より開催している「トヨタ・マスター・プレイヤーズ, ウィーン(TOMAS)」が、2026年3月30日から4月9日まで全国7都市(札幌、仙台、東京、刈谷、名古屋、西宮、福岡)で計8公演を実施します。
本公演では、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場のメンバーを中心に編成された室内オーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ, ウィーン」が演奏。今回は「ウィーンの魔法に身をゆだねて」をテーマに、趣の異なる3つのプログラムを展開。室内オーケストラならではの親密で豊かな響きが、各地のホールを満たします。
さらに、25歳以下を対象とした「ハッピーシート」や、最終仕上げの様子を間近で見学できる「公開リハーサル」への招待など、若い世代が世界最高峰の音楽に触れる機会も用意されています。一流の演奏を体感することは、将来音楽関係の仕事を志す子どもたちだけではなく、多様な進路を歩む若者にとっても、大きな刺激となるはずです。
未来を生きる力―非認知能力を育む音楽体験
子どものころに出会った「本物」の体験は、その後の人生にも長く残ります。TOMASコンサートが届けたいのは、まさにそのような体験です。ウィーンの質の高い演奏に触れることで、子どもたちは音に集中して耳を傾け、感性や想像力を育んでいきます。
そこで育まれるのは、テストの点数のように数字で測れるものではありません。人の音をよく聴こうとする姿勢。誰かと心を合わせようとする気持ち。「自分もやってみたい」と一歩踏み出す勇気。こうした力は、「非認知能力」として、将来、自分らしく生きていくための大きな支えになります。
トヨタが長年続けてきた音楽支援は、単にコンサートを開催することではありません。子どもたちの心に残る原体験を届け、未来を切り開く力を育むことにあります。TOMASの舞台で響く一音一音が、子どもたちにとっては未来へ踏み出すきっかけとなるかもしれません。そんな瞬間を生み出すことこそが、次世代育成につながる取り組みなのです。
子どもたちの可能性を広げ、より明るい未来へ
子どもたちに夢や憧れ、希望へとつながる原体験を届け、「もっといい未来」へと結びつけたい——。
そんな想いのもと、トヨタ自動車は40年以上にわたり全国で音楽支援活動を続けてきました。TOMASの芸術監督のフォルクハルト・シュトイデ氏は、「ウィーンから私たちがもってきた音楽を通じて、生きる喜びや作曲家たちへの愛をお届けできますことを楽しみにしています」と語ります。生きる喜び。その言葉通り、舞台で響く一音一音が、聴く人の心を動かし、新たな挑戦への意欲を芽生えさせるきっかけになるはずです。ぜひTOMASコンサートに足を運び、その感動を肌で体感してください。そして、「幸せの量産」を掲げるトヨタが届ける「心が動く体験」の場で、音楽の力に触れ、心がふるえる時間を楽しんでみませんか。
トヨタ・マスター・プレイヤーズ, ウィーン2026
https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/social_contribution/society_and_culture/domestic/tomas/