シミズ病院(京都市)

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医療法人 清仁会

シミズ病院 ロゴ シミズ病院(京都市)「脳神経外科ならシミズ病院」と呼ばれて52年。
新院長の下、先進的治療をさらに推進

脳神経外科を中心に「24時間365日の救命救急」を使命とし、「断らない医療」に取り組むシミズ病院。2024年4月、新院長として坂井信幸氏を神戸医療センター中央市民病院から招聘した。日本の脳血管内治療を牽引してきたエキスパートの就任で、同院の医療のクオリティがさらに高まることが期待されている。

坂井 信幸

病院長
坂井 信幸

さかい・のぶゆき/1984年関西医科大学卒。同脳神経外科に入局。米国カリフォルニア大学ロスアンゼルス校に留学後、京都大学医学部附属病院、国立循環器病センター、神戸市立中央市民病院で勤務。神戸市立中央市民病院先端医療センター脳神経外科部長、同主席副院長を歴任。2024年4月よりシミズ病院院長に就任。医学博士。日本脳神経血管内治療学会元理事長、世界脳血管内治療連合元会長。



脳卒中救急で、先進治療もリハビリも

 京都西部から亀岡市、南丹地域を主な診療圏とし、脳神経外科・整形外科などの治療に取り組むシミズ病院グループ。4病院1クリニックのほか、介護施設から在宅介護までを展開し、地域から信頼されている。その中核病院として地元から「脳神経外科ならシミズ病院」と言われてきたのがシミズ病院だ。
 2020年の制度発足時から日本脳卒中学会の「一次脳卒中センターコア施設」に認定され、脳卒中治療の地域の要と位置づけられている。
 急性期脳梗塞の血栓回収療法は治療開始までの時間が予後に影響する。同院では救急隊と連携し、24時間365日、連絡を受けると同時に医師・看護師・放射線技師などが一丸となって治療に備える体制が整えられている。
 搬送受け入れ後60分以内に治療を開始することを目標にしており、初療室、CT、MRI、血管造影室が隣接し、迅速な治療開始を実践している。治療には脳神経外科専門医8名(うち脳血管内治療専門医4名)があたり、患者さんの症状に合わせて最適な治療法を選択している。
 昨今の脳卒中治療では、体に負担の少ない血管内治療の進歩がめざましいが、同院でも積極的に導入している。
 急性期脳梗塞に対しては血栓溶解療法(t-PA療法)やカテーテルを用いる血栓回収療法が行われる。くも膜下出血では脳動脈瘤にコイルを入れて再出血を予防するコイル塞栓術が行われる。また、母血管に網目状のステントを留置して脳動脈瘤の破裂を防ぐ先進的治療であるフローダイバーターステント留置術も2023年から開始した。
 同時に、きめ細かなリハビリテーションにも定評がある。急性期脳卒中医療には早期からのリハビリテーションが必須だが、同院ではSCU(脳卒中ケアユニット)が21床設けられ、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・薬剤師などの専門チームが患者さんの社会復帰をサポートする。
 また、系列の「洛西シミズ病院」には100床の「回復期リハビリテーションセンター」があり、リハビリテーション科専従医6名と100名超の専門スタッフが在籍し、質の高いリハビリテーションが受けられるのも地域住民にとっては心強い。


SCU(脳卒中ケアユニット)が21床設けられ患者の社会復帰をサポートする

SCU(脳卒中ケアユニット)が21床設けられ、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師などのチームが患者の社会復帰をサポートする。

グループの「洛西シミズ病院」

グループの「洛西シミズ病院」には100床の「回復期リハビリテーションセンター」があり、リハビリテーション科専従医6名と100名を超える理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在籍して、専門性の高いリハビリテーションが受けられる。



世界トップ水準の治療に精通する坂井新院長

 同院の大きなトピックとして、2024年4月、坂井信幸新院長が就任したことが挙げられる。
 坂井医師は京都大学医学部附属病院、国立循環器病センターを経て、長く神戸市立医療センター中央市民病院で副院長などを務めた脳神経外科のエキスパートである。
 特に脳血管内治療には創成期から携わり、同治療の術者、指導者として10,000例を超える豊富な臨床経験を持つ。脳動脈瘤に対するステント治療を日本に導入するなど、日本の脳血管内治療をリードしてきた医師の一人だ。
 また、国内だけでなく海外での学会に頻繁に参画し、2022年には京都で国際脳血管内治療学会を会長として主催するなど、世界トップ水準の治療情報に接してきた。企業と連携して医療機器の開発に携わり、治療技術の進歩にも貢献している。
 今回、神戸市立医療センター中央市民病院を退任し、妻の坂井千秋先生が京都大学で医療機器の規制科学講座を開設し、ともに脳神経外科の治験や初期臨床試験に関わることになったこと、シミズ病院の清水史記理事長が神戸中央市民病院に勤務していたときの指導医が坂井医師だった縁もあり招聘が決定した。
 そもそも坂井院長の生家は京都市左京区で、シミズ病院がカバーする南丹市が母の生まれ故郷で、父がその地で内科医院を開業していたことで、病院の周辺地域に親しみがあったと言う。
「医師になって40年経った節目の年に地元・京都で働く機会を得たことは感慨深いですね」
「シミズ病院は、約50年間にわたり脳神経外科の老舗病院として年間800症例以上(※詳細は実績表を参照)と多くの入院患者さんを診てきました。『断らない医療』を基本理念として、医療現場で患者さんの病状がよくなることだけに集中して治療を実践してきたと言えます。精神的な側面も含めて患者さんに寄り添う姿勢で地域の方々に信頼されてきた、申し分のない病院だと思います」と語る。
 坂井院長の就任で、同院の医療のクオリティがさらに高まっていくことが期待されている。


血管内治療手術

血管内治療手術

開頭手術

開頭手術



フローダイバーターステント治療

フローダイバーターステント治療
脳動脈瘤の大きさが10mmを超える大型脳動脈瘤は、コイル塞栓術を施行しても血液を十分に遮断することが難しく、根治が難しい、もしくは再治療が必要となることも多い。この大型脳動脈瘤の新しい治療法として注目されているのがフローダイバーターステント治療。同院では2023年から治療を開始している。



「脳卒中にならない街」を目指し、研究機関と連携

 京都大学病院との連携によって、脳神経外科領域の治験に参加し、先進の研究成果が同院に導入されるようになった。また、坂井院長の指導の下、限られた医師・病院に使用が許諾される医療機器の導入も始まった。たとえば脳動脈瘤の血管内治療に使用されるW‒EB(Woven EndoBridge)もその一つだ。これは、ニッケルチタン製の細かい網目状の形状記憶合金の袋状の機器を、カテーテルで脳動脈瘤まで到達させ、瘤の中で広げて血流を遮断させる仕組みで、従来は治療が難しかった血管分岐部にできた入り口の広い動脈瘤にも適応できる。
 ほかにも海外や日本国内で使用されている先進的医療機器がタイムラグなしで同院に導入されることも患者にとってのメリットと言える。治療困難な脳動脈瘤の破裂を防ぐ先進的な治療機器であるフローダイバーターステントもその一つである。
 治療機器だけでなく、現在全国でも僅かな施設でしか使用されていない脳画像解析ソフト・ラピッド(RAPID)も導入された。これはMRIやCTの画像から、すでに脳梗塞になっている領域と治療しないと血流が低下し脳梗塞になる可能性がある領域を自動算出し表示するもので、急性期の脳梗塞の患者に、よりスピーディーかつ的確にアプローチできる。
 一方、病院内でも治療データをさらに可視化して検証し、次の治療に活かすシステムづくりや、積極的な情報発信を通じて社会貢献することも坂井院長の下で具体化しつつある。
 坂井院長は同院の医療の理想を次のように語る。
「地域に深く根を下ろしているシミズ病院の目標は、『脳卒中になっても困らない街』を実現することで、同時に『脳卒中にならない街』を作ることだと考えています。そのためには、地域との連携が欠かせません。患者さんと日常的に接している医療機関との連携、患者さんの家族の支援機関との連携、また行政とのつながりをさらに深めて、成果が見えるネットワークを形成したいと思います。そして、シミズ病院が住民の皆さんの健康に貢献する中核施設として存在できればと考えています」


脳神経外科・脳卒中センター手術実績 2024年1月~12月



HOSPITAL DATA

医療法人 清仁会 シミズ病院

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シミズ病院

〒615-8237 京都市西京区山田中吉見町11-2
TEL.075-381-5161
https://www.shimizu-hospital.or.jp
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