低侵襲治療・手術に強い病院
社会医療法人 誠光会
淡海医療センター地域に根差した急性期病院として滋賀県湖南地域(草津市、大津市、栗東市など)の人口約70万人を医療圏とする「淡海医療センター」。高度で専門的な急性期医療を提供し、地域の中核病院としての役割を果たしている。

循環器内科統括部長
岡田 正治

消化器内科部長
伴 宏充
同院は滋賀県湖南地域の中核病院として、住民からの信頼を得ている。新しい設備を整え、優れた人材を多数招き、先進の低侵襲治療を取り入れ、他の病院とも連携しつつ研鑽を重ねていて、その態勢への評価も高い。
中でも循環器内科では虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)領域で先進治療に意欲的に取り組んでいる。
設備としては、2022年から全国でも数少ない心臓病専用救急車「モービルCCU」が導入されている。これは地域の診療所とホットラインで結び、心筋梗塞や重篤な不整脈などの一刻を争う治療が必要な患者に対し専門医が同乗して赴き、治療しながら搬送するドクターカーだ。
治療面ではこの病院ならではの先進的治療が行われている。長期間にわたり冠動脈が閉塞する慢性完全閉塞(CTO)にカテーテルでの経皮的冠動脈形成術(PCI)が行われる。難易度が高く、巧みな技と経験が必要な術式なため、同院での治療を求め、近隣病院からの紹介患者がここ数年で2倍に増えている。
また、方向性冠動脈粥腫切除術(DCA)も行われる。これは冠動脈の内側に沈着したコレステロールの塊をカッターで切除して血管を拡張する術式で、従来行なわれている金属ステント留置を必要とせず、難治症例や若年層患者に有効。これも技術と経験が必要な治療だ。
末梢動脈疾患(PAD)の治療にも注力している。下肢閉塞動脈硬化症は糖尿病などで足の動脈が詰まり、重篤な場合は壊疽が進む場合があるが、同院ではカテーテル治療に高気圧酸素療法・LDL吸着療法などを組み合わせる特徴的な治療が行われる。
これらの先進的治療を支えているのが医師を中心とする医療スタッフだ。循環器内科部統括部長の岡田正治医師は、
「専門的な技能を持ち、先進的な治療に意欲的に取り組む優秀な医師が集まってきて、治療が難しい症例にも対応できるのが当院の強みです」と語る。
同院は随時、治療のデモンストレーションを実施し、他病院の医師対象に研鑽の場を提供していることからも同院の循環器医療がこの地域の中心的存在であることが分かる。

モービルCCU

心臓カテーテル手術
消化器内科でも胃がん、大腸がん、食道がんなどの消化管悪性腫瘍の診断に先進の内視鏡機器を導入し、さらに病変の検出にAIを活用している。様々な機器を使用することで的確かつ緻密な診断を行うことができ、適切な治療に繋げている。
治療では特に低侵襲な内視鏡手術に注力している。早期がんに対し内視鏡を用いて病変を切除する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、体の負担や術後の痛みが少なく臓器を温存できる。また治療後の生活の質が保てる利点もある。同院では消化器内科にも経験豊富な医師が在籍し多くの実績があるため、近隣病院からの難治症例も受け入れており、地域で指導的立場にある中核病院としての役割を果たしている。消化器内科部長の伴宏充医師は、
「毎年、『内視鏡セミナー』を開催し、地域の医師、看護師、臨床工学技士を対象に技術指導を行っています。地域で切磋琢磨して、消化器内科の医療の質を底上げしたいと考えています」と語る。

消化器内視鏡手術

社会医療法人 誠光会
淡海医療センター
〒525-8585 滋賀県草津市矢橋町1660
TEL.077-563-8866
https://www.seikoukai-sc.or.jp/omi-mc/
