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蘇生会総合病院ロゴ 蘇生会総合病院開頭手術と血管内治療を高いレベルで融合させ、
高度な医療を地域で実践

京都・伏見にある蘇生会総合病院は「思いやりの気持ちで、心とからだの蘇生を、患者様の信頼と要望に全力で応える医療を」との理念のもと、急性期から回復期や慢性期リハビリまで総合的な地域医療を提供し、地域の人たちの健康に寄り添ってきた。2025年度からは脳神経外科の体制を一新。世界で活躍する野田公寿茂医師を主任部長に迎え、開頭手術と血管内治療を融合させた高度な治療に対応できるようになった。

野田 公寿茂

副院長・脳神経外科主任部長
野田 公寿茂

のだ・こすも/2001年佐賀医科大学卒業。府中恵仁会病院等を経て、2025年4月より現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。



症例に応じて血管内治療と開頭
手術の両方を行えるのが強み

 2025年4月、開頭手術に長年注力し、海外での手術や講演も行うなど世界で活躍する野田公寿茂医師が脳神経外科の主任部長に着任し、脳神経外科の新体制(KSNプロジェクト)がスタートした。
 野田医師は開頭手術の発展に尽力してきた谷川緑野先生やその師匠の上山博康先生に師事。約20年にわたり、頭蓋底外科手術など、難症例を含む開頭手術を北海道で行ってきた実績を持つ。現在はブラジル、タイ、スペインなど海外からの手術、講演依頼も多い。
 野田医師の加入によって脳神経外科では開頭手術と血管内治療の両方を高いレベルで行えるようになり、高度な手技を必要とする頭蓋底外科手術、脳血行再建手術、神経内視鏡手術など幅広い脳神経外科疾患に対応できる環境が整った。
 同科には開頭、血管内それぞれに高い技術や専門性、豊富な経験を持つ7名の医師が在籍。「たとえば脳動脈瘤のある患者様の場合、開頭手術、血管内治療のいずれが的確かは、脳動脈瘤の大きさや位置などによって変わってきます。個々の症例にふさわしい治療法を選択できることで、高度な治療が可能になりました。異なる専門の医師が互いに切磋琢磨し、連携、協働しながら、患者様にとって適切な治療法を提供できることが当院の最大の強みです」と野田医師は胸を張る。

高度な医療技術で難症例にも対応

高度な医療技術で難症例にも対応

「脳の病気なら蘇生会へ」と言ってもらえる病院に

 同院は24時間365日、脳卒中患者を受け入れる一次脳卒中センターだが、新体制始動に伴い、救急患者受け入れ体制を大幅に強化。2025年11月に開設した脳卒中集中治療室(SCU)3床を26年1月には6床に拡大し、27年には地域の脳卒中医療の中核を担うPSCコア取得を目指すなど京都市南部における急性期医療の充実に努めている。
 野田医師は後進の教育、研修にも同院を拠点に今後力を入れていく。「私が恩師らから受け継いできた技術や経験を、次世代を担う若い医師たちにきちんと伝承し、誰がやっても再現できる技術として可視化、言語化、公式化していくことが私の使命だと思っています」。開頭手術と血管内治療、それぞれの強みをかけ合わせて、高度な医療の実現を目指す。
 同科が最も大切にしているのは「高度な医療と患者に寄り添う姿勢の両立」だ。「医療の技術と患者様に寄り添う心は、決して個々別々のものではなく、一体となってはじめて本質的な治療が実現する」と野田医師は考える。高度な医療を提供しながら患者一人ひとりの病状、生活環境、考え方に寄り添い、的確な医療を提供していくこと。それを「医心一如(いしんいちにょ)」と呼んでいる。
 野田医師がいつも胸に刻んでいるのは「医療は地域に、医学は世界に」。恩師がよく口にしていた言葉だ。「まず地域の患者さんに対して適切な医療を尽くす。そして、得られた学びや成果を、ここ京都・伏見の地から国内外へ発信することで、世界の舞台で戦える脳神経外科を目指します。患者様から『脳の病気なら蘇生会へ』と言ってもらえる病院となれるよう、スタッフ一丸となって取り組んでまいります」と野田医師は力を込めた。

海外の医師に技術指導を行う野田医師

海外の医師に技術指導を行う野田医師

海外のシンポジウムで治療解説する野田医師

海外のシンポジウムで治療解説する野田医師



HOSPITAL DATA

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