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2025年10月1日 Sponsored by 日本イーライリリー株式会社、第一三共株式会社
見つかる!片頭痛のあたりまえを変える方法
オンライン市民公開講座

片頭痛の本当がわかる講座

共催 : 日本イーライリリー株式会社 第一三共株式会社 読売新聞社
後援 : 日本頭痛学会 JPAC[頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会]
共催 : 日本イーライリリー株式会社 第一三共株式会社 読売新聞社
後援 : 日本頭痛学会 JPAC[頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会]
 普段、頭痛を鎮痛薬でなんとかやり過ごしているという方も多いのでは? もしかしたら、その頭痛は専門医に相談したほうがいい片頭痛かもしれません。「痛みや痛みの予兆のせいで思い通りの日々を過ごせない」。そんなお悩みを抱えている方に向けて、片頭痛の正しい知識と治療法について理解を深めてもらおうと、2025年6月、専門医を招きオンライン市民公開講座を開催しました。

第1部 鎮痛薬と頭痛の関係

講演
「痛み」のホント・「痛み止め」のホント
大場 さとみ先生
医療法人オブライジ
おおば脳神経外科・頭痛クリニック 副院長

「片頭痛」と「緊張型頭痛」 あなたの「痛み」はどっち?

 片頭痛はズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、動くと痛みが強まったり、吐き気や嘔吐を伴ったりします。光や音、においに過敏になることも多く見られます。
 緊張型頭痛は頭を締め付けられるような痛みで、頭の両側で起きることが多く、動いていても症状は悪化しません。
 片頭痛を引き起こすものとして、ストレスやストレスからの解放、寝不足・寝過ぎ、天候の変化、低血糖などがあります。女性の場合は月経周期も大きく関係します。ひとたび発作が起きると、痛みや吐き気・嘔吐などの症状が4時間から72時間続くこともあり、日常生活に大きな支障をきたします。

「痛み止め」の使い過ぎが頭痛の原因に!?
市販に多い複合鎮痛薬は特に注意

 薬による治療には大きく分けて2種類。頭痛が起きた時に痛みなどを抑える「急性期治療薬」と、発作を予防したり軽くしたりする「予防治療薬」です。急性期治療薬のうち、市販の鎮痛薬(痛み止め)は軽度から中等度の頭痛に使えますが、中等度から重度の場合は病院で処方される片頭痛治療薬が効果的です。
 急性期治療薬を月に10~15日以上、3か月以上続けて服用すると「薬剤の使用過多による頭痛」を引き起こす可能性があります1)。薬剤過多による頭痛は治療が困難で、原因となる薬剤の中止と専門的な対処が必要です。

1)日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会 訳. 国際頭痛分類第3版(ICHD-3)日本語版, 医学書院, 2018; 118-121

「薬剤の使用過多による頭痛」の原因として、有効成分が2種類以上の複合鎮痛薬の割合が85.1%、有効成分が1種類しか入っていない単純鎮痛薬が8.5%、その他が6.4%というデータ
トークセッション

小学校高学年から悩み始め、痛み止めで我慢する日々

笹川 先生方も片頭痛をお持ちだとお聞きしました。
坂入さんトークシーン
坂入みずき 先生
坂入 小学校高学年頃から片頭痛に悩まされてきました。当時は対処法もわからず、ただただ我慢。中学生になると症状がさらにひどくなり、運動をしたら治るかと試したものの、逆に悪化。大学時代は、試験明けに毎回強い頭痛に苦しみました。いま思うと、試験期間中のカフェイン摂取過多が影響していたかもしれません。現在は、適切な治療により頭痛の頻度も痛みも改善しています。
大場 私も小学校高学年からです。女性は月経開始時期と重なることが多いですね。月経時のほか、緊張が緩む休日に発症することが多く、月に4~5回の頻度でした。中学時代は学校を休むほどになり、心配した親と一緒に脳神経外科を受診しましたが、検査をしても異常なし。頭痛が治療の必要な病気という認識も当時はうすく、市販の鎮痛薬でやり過ごす日が続きました。就職初日のことは忘れられません。すごく緊張していたのか、帰宅してほっとしたら頭痛発作がはじまり、吐き気も催して大変でした。

鎮痛薬に頼りすぎない生活を。予防療法という選択肢も

笹川 本日の参加者に「月に頭痛薬をどのくらい飲んでいますか?」のアンケートを行ったところ、「①0~4日51%、②5~9日27%、③10~14日13%、④15日以上10%」という結果が出ました。(※)
竹島さんトークシーン
竹島多賀夫 先生
竹島 手軽に痛みを抑えられるため、多くの方が使用されていますね。「15日以上」と答えた方は注意が必要です。「月に15日以上の服用が3か月以上」続くと、飲みすぎによる頭痛を引き起こす可能性があります。ただ一方で、最近の研究では、薬を飲まず我慢をしすぎるのもよくないことが明らかになっています。
坂入 鎮痛薬の飲みすぎはよくないとわかっても、痛みが起きた時にどうすればいいのか不安に思う方も多いと思いますが、鎮痛薬は対症療法で、痛みを抑えられても痛みをゼロにはできません。病院で処方される効果的な治療薬を使い、片頭痛に備えていただきたいと思います。
大場 「0~4日」と答えた方の中には、薬をのまずに我慢している方もいると思います。専門医なら急性期治療薬の処方だけでなく、必要に応じて予防療法も提案できます。予防療法は花粉症と同様の考え方で、症状が出る前から治療を開始し、症状の強さを抑制する方法です。自己判断で対処し続けず、ぜひ医師に一度相談してみてください。

※参加者アンケートの構成比の数値は小数点以下第1位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は100%とならない場合があります

第2部 片頭痛のお悩みは頭痛の専門医へ!

講演
片頭痛のホントの想いを伝えましょう
大場 さとみ先生
医療法人オブライジ
おおば脳神経外科・頭痛クリニック 副院長

痛みがない日の支障も、片頭痛の悩み。あわせて考えよう

 頭痛がない日にも、多くの患者さんが、肩こりや集中力低下、疲労感、吐き気、不安感、光過敏、抑うつ状態などの症状を自覚されています。片頭痛は痛みだけでなく、痛みがない時のこうした支障にも目を向ける必要があります。
 ある患者さんの例では、1か月のうち頭痛があった日は5日間でしたが、「頭痛が起こりそうな天気が気になる」「頭痛が起こりがちな人混みを避ける」など、頭痛はないけれど何かしら頭痛の影響を受けた日が5日間ありました。結果的に10日間も片頭痛に悩まされていたことになります。

日常生活への支障も、医師に伝えてほしい

 調査によると、片頭痛患者さんの50~60%が、片頭痛がなければ「プライベートな時間を心から楽しめる」「家族や身近な人の負担が減る」「予定が立てやすくなる」と答えています2)。専門医には、頭痛の頻度や持続時間、薬の効き具合だけでなく、日常生活への支障や「片頭痛に悩まずこういう生活を送りたい」という本当の想いもぜひ伝えてください。
 受診するのに、頭痛記録を普段からつけておくことをおすすめします。日本頭痛学会ホームページからダウンロードできる「頭痛ダイアリー」や、情報サイト「片頭痛.info」にある「頭痛がある時(HIT-6)ない時(MIBS-4)の日常生活への支障チェックリスト」を活用するとよいでしょう。具体的な悩みを医師に伝えることが、最適な治療につながります。

2)鈴木 紫布 他. 臨床神経 2024;64(7),465-473

トークセッション

やりたいことを我慢、いつ起こるか不安で薬が手放せない

笹川 頭痛がある時やない時の支障について、ご経験を教えてください。
坂入 天気が悪いと頭痛が起こりやすかったので、天気予報を常にチェックし、悪天候の日は予定を入れないよう心がけていました。いま振り返ると、片頭痛のせいでやりたいことを我慢し、貴重な機会を逃していたと感じます。
大場 私も頭痛がはじまると「今日は何もできない、一日終わった」という悲しい気分になっていました。友達との約束を当日の朝にキャンセルすることもありましたね。当時は「雨の日や月経時は頭痛が起こるもの」という程度の認識で、「これが当たり前、やり過ごすしかない」と思っていました。頭痛がない時も「いつ起こるだろう」という不安が常につきまとい、外出時に薬を忘れ、不安になって取りに戻ったこともあります。
大場さんトークシーン
大場さとみ 先生

片頭痛をコントロールし、自分らしい毎日を目指そう

笹川 本日の参加者に「片頭痛がなかったらどんなことが期待できるか」というアンケートを行ったところ、「①プライベートな時間を心から楽しめる47%、②家庭(家事や育児など)での役割についてかける時間や質が向上する25%、③予定や先々の計画が立てやすくなる16%、④家庭や身近な人のストレスや負担が減る12%」という結果が出ました。
笹川さんトークシーン
笹川友里 さん
竹島 切実なお悩みが表れていますね。診察時に「変わりありませんか?」「はい」で終わってしまうと、前回と同じ処方になってしまいます。痛みの頻度や強さだけでなく、生活の支障があれば医師に伝えてください。現在は治療の選択肢が増えています。痛みからの解放だけでなく、前向きな治療目標をどう立てるかも大切です。
坂入 子どもの頃を振り返ると、知識不足で多くの機会や体験を逃していたと思います。ご自身以外にも、周りに悩んでいる人がいるかもしれません。お子さんや家族の方々が後悔しないためにも、早めの受診を検討していただきたいですね。
大場 頭痛がなくなると、旅行の計画が立てやすくなるなど、生活に彩りが増えると思います。
竹島 セルフケアと治療を組み合わせることで、片頭痛はコントロールできる可能性があります。市販の鎮痛薬の服薬状況も必ず医師に伝えるようにしてください。片頭痛の支障は痛みだけではありません。痛みがない時の支障も治療できる時代になりました。片頭痛に左右されない自分らしい毎日を目指しましょう。

片頭痛のホントを知って
片頭痛のあたりまえを変えていこう!

第1部 : 鎮痛薬と頭痛の関係

片頭痛はセルフケアに加えて、症状が起きた時に使う「急性期治療薬」、症状がなくても定期的に使う「予防治療薬」を組み合わせてコントロールできる可能性があります。

お薬を飲みすぎることで「薬剤の使用過多による頭痛」にならないよう、市販の頭痛薬の服用状況も医師に伝えましょう。

第2部 : 片頭痛のお悩みは頭痛の専門医へ!

片頭痛の支障は「痛み」だけではありません。頭痛がないときの支障も合わせた、「片頭痛に悩まされた日数」を支障のあった日数としてとらえてみましょう。

頭痛があるときも頭痛がないときも支障があれば治療できる時代です。頭痛の専門医と一緒に、片頭痛に左右されない「自分らしい毎日」を目指しましょう。

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