ミャクミャクが組紐に⁉
職人技が光るストラップ

万博公式グッズ

 読売新聞が2025大阪・関西万博公式ライセンス商品として販売していている組紐ストラップ(2種類)は、京都の職人が伝統の技を駆使して作り上げた工芸品だ。色々な形に姿を変えることができる公式キャラクター「ミャクミャク」を組紐で表現している。作り手である「昇苑くみひも」(京都府宇治市)の職人に製法や商品に込められた思いを聞いた。

昇苑くみひも 八田俊さん

 組紐の歴史は古く、縄文時代前期から使われていたとされる。奈良・平安時代には仏教や武具の紐として複雑で美しい組紐が作られるようになった。皇族や貴族の装飾品としても使用されたことから、都があった京都で特に発展した。糸の束を組み上げて作り出す、繊細な組み目と優美な柄が特徴で、切れにくい強度やしっかりとした締まり具合など実用面でも優れている。現代では、着物の帯締めのほか、色とりどりのアクセサリーやストラップなどにも活用されている。
「昇苑くみひも」は1948年に創業。一本一本の紐を手作業で組む「手組」の技術を継承しながら、「製紐機(せいちゅうき)」を使用した機械化も積極的に進めてきた。

 機械を導入しているとはいえ、組紐の出来栄えを左右する糸を束ねる作業は手仕事。糸の本数、長さ、色などを長年培った経験を駆使して機械にかける糸束を作り上げる。

■いのちの循環を伝統技法で表現

EXPO2025 公式ロゴ 組紐ストラップ 3,960円(税込)

 同社の職人で商品企画も担う八田俊さんは、「組紐で公式キャラクターのミャクミャクを表現したかった」とコンセプトを説明する。万博カラーである赤、青、白の糸で組み上げ、赤い糸を束ねる量を調節して、ミャクミャクの形状を演出した。

 さらにこだわったのは、ストラップの先端に紐を巻き付けて作る"小田巻"だ。こちらも職人の手技で、一つ一つ丁寧に取り付けた。「小田巻は丸い形から<繰り返す>の枕詞。万博のテーマである、いのちの循環を表現した」と八田さんは力を込める。

EXPO2025 公式ロゴ 組紐ショルダーストラップ  6,600円(税込)

 ショルダーストラップ本体の組紐もストラップと同様、ミャクミャク柄。束ねた糸が組み合わさった姿はさながら「いのちの集合体」のようだ。金具を止める部分も組紐で結び上げた。八田さんは「<結ぶ>という言葉のルーツには<生まれる>という意味もある。古来より日本で発展した結びの技をアピールしたかった」と八田さんは説明する。ショルダーストラップはスマートフォンやサコッシュを取り付けられる便利なアクセサリー。現代的なアイテムに日本の伝統技法が詰まっている。

 チャームやスマートウォッチのバンドなど組紐の用途は広がっている。「組紐の色の組み合わせは無数にあり、様々な形を表現できる。万博商品を通じて、組紐の美しさや可能性を伝えることができれば嬉しい」と八田さんは期待を込める。

昇苑くみひも 宇治本店 

所在地  京都府宇治市宇治妙楽146-2  アクセス

電話番号 0774-66-3535

営業時間 10:00–17:00(夏季・冬季休業あり)

※本店舗での上記商品販売はありません

↓下記店舗で販売中↓

オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店(万博会場内)

※店舗により取扱商品、販売方法が異なります。また、完売により在庫がない場合もございます。詳しくは各店舗でご確認をお願いします。


読売新聞は、日本の伝統文化を守り、次世代に伝えるため、伝統的な技術やデザイン、美術品等を用いた2025大阪・関西万博公式ライセンス商品を制作、販売しています。