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「ロレアルーユネスコ女性科学者 日本奨励賞」授賞式が20周年を記念して万博会場内で開催

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1998年に立ち上げた女性科学者の支援プログラム「ロレアル-ユネスコ女性科学賞」の国内版として、2005年に日本ロレアルは日本奨励賞を創設。20周年となる今年は、10月2日に、閉幕に近づき来場者でにぎわう万博会場内テーマウィークスタジオで「第20回/2025年度ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞 授賞式およびトークセッション」が開催されました。20年の歴史を振り返り、これまで携わってきた関係者、そして今年の受賞者たちが語る未来に向けたメッセージについてご紹介します。

大阪・関西万博会場内で開催されたトークセッション

万博会場で授与式を開催

日本ロレアル株式会社 代表取締役社長 ジャン‐ピエール・シャリトン氏

授与式では日本ロレアル株式会社 代表取締役社長 ジャン‐ピエール・シャリトン氏より「ロレアルは140か国以上で20年以上にわたり毎年この表彰を行うことで、各国の正しい才能を発掘している」と力強く取り組みや受賞者を称えました。

今年受賞したのは、物質科学分野より木野 量子氏、髙田 咲良氏、仲里 佑利奈氏、生命科学分野より上野山 怜子氏、沖田 ひかり氏、吉本 愛梨氏の6名。当日は本賞の設立から携わった東京大学名誉教授の川合眞紀氏から「一人ずつが自分らしくいるための服装をしよう」という提案があり、各々が選んだ自由なドレスコードで臨んだとのことです。科学者は人と違うことが信条で生きているから、楽しくてしょうがない職業だということを表現しました。

日本の女性科学者から未来へのメッセージ

トークセッションでは、川合眞紀氏の他、大阪大学の原田 慶恵氏、九州大学 大学院理学研究員 物理学部門 准教授 博士の高峰 愛子氏、 今年の受賞者を代表して沖田 ひかり氏が登壇。「20年の軌跡と次世代へのメッセージ」を軸に、未来に向けたセッションを行いました。

今回の審査を担当した川合眞紀氏は「この賞は若い女性研究者の憧れの賞になりつつあるが、20年前はどの世代に、どのような賞を差し上げるのが良いのかということから手探りで進めてきた」と当時を振り返りました。エンカレッジの方法が多様にできるという理由から奨学金を授与する形を選んだといいます。

日本ではサイエンス分野での女性研究者の比率が低いことに触れながら、本賞の第一回受賞者(2006年)である高峰 愛子氏は取り巻く環境の変化について、「むかしは女性研究者が少なかったが、研究が楽しかったからここまで続けることができた。当時の指導教官からの勧めを受けてこの賞にエントリーしたが、受賞することでこのまま研究を続けていいという覚悟と周りからの目も変わった」と自らの経験を語りました。

沖田 ひかり氏は今回の受賞の喜びと共にこれまでの経験を振り返った
初回の受賞者である高峰 愛子氏

今年の受賞者を代表して登壇した沖田 ひかり氏は、女性研究者が近くにいる環境の大切さを指摘。これから親や友人など周りから言われて人生を決める決断が増える若者に対して、「人生の中で上手くいかないことがあっても、自分で選んだ道であれば自分で責任を取って前向きに頑張ることができる。分岐点があったときに、誰のせいにもしない選択肢を選んでほしい」とメッセージを送りました。