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生誕80周年「ムーミンの日」をお祝い! 北欧パビリオンでふれあいイベント

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北欧フィンランドの国民的キャラクター「ムーミン」の誕生80周年を記念した「ムーミンの日」のイベントが2025年8月9日、大阪・関西万博の北欧パビリオンで開催されました。会場では、ムーミンとのグリーティングやポストカードづくりのワークショップなどが開かれ、親子連れや熱心なファンの皆さんで大いに盛り上がりました。限定商品が並ぶポップアップショップには終日、お客様の長蛇の列ができ、日本でのムーミン人気の高さがうかがえました。ムーミンの物語が生まれたフィンランドと、ムーミンを愛する日本のファンをつなぎ、世代や国を超えて「しあわせ」を分かち合う一日になりました。

リトルミイ風の衣装を着た来場者とムーミンが記念撮影

世界中で愛されるムーミン、日本でも世代を超えて高い人気

1945年にフィンランドの作家・画家トーベ・ヤンソン(1914~2001)によって生み出されたムーミンの物語は、世界50か国以上で翻訳・出版され、今も世界中の人々に愛され続けています。8月9日はトーベ・ヤンソンの誕生日であり、1945年のこの日、ムーミンの小説の第1作目『小さなトロールと大きな洪水』が出版されたことから、ムーミンの誕生日とされています。2025年は第1作目の出版からちょうど80周年にあたります。

実は、日本はムーミンがとても愛されている国で、現地フィンランドでは、日本は「ムーミンの第2の母国」と呼ばれているそうです。日本では、ムーミンが初めてアニメ化されたほか、フィンランド以外でムーミンのテーマパーク(埼玉県飯能市の「ムーミンバレーパーク」)があるのも日本だけです。書籍やグッズ、カフェを含めた商業的規模は本国フィンランドをしのぐとも言われています。

また、ムーミン谷の住人たちは、控えめな優しさを持ち、それぞれが個性的で、お互いにその違いを受け入れて暮らしています。こうしたムーミンの世界観が、日本人の価値観に合っていることも人気の背景にあるのでしょう。

ムーミン登場に歓声!握手や記念撮影であふれる笑顔

ムーミンが会場に現れると、歓声と拍手が沸き起こった

イベント当日は、まず、ムーミンと握手や記念撮影ができる「グリーティング」が行われました。この日、「ムーミンバレーパーク」からやって来たムーミンが登場すると、会場から大きな歓声が上がりました。参加者の皆さんは、ムーミンと握手したり、ハグし合ったりとふれあいを楽しみながら、青い壁に赤いとんがり屋根の「ムーミン屋敷」があるムーミンバレーパークの大きな写真を背景に、記念撮影をしました。

グリーティングではムーミンにふれて、笑顔いっぱい

ムーミンファミリーのポストカードつくりに挑戦

続いて、ムーミンやスナフキン、リトルミイ、ニョロニョロなどムーミン谷の住人たちの下絵を使ってオリジナルのポストカードを作るワークショップが開催されました。

ムーミンの物語の中では、手紙が物語を動かす大きな要素として、手紙が効果的に使われています。また、トーベ・ヤンソンは各地を旅しながら手紙を書き続けていました。手紙を書く機会が少なくなった現代社会でも、大切な人を思って手紙を書く時間の喜びやうれしさを再発見してほしいと、日本郵便と日本国内の「ムーミン」のライセンスを一括管理する「ライツ・アンド・ブランズ」がコラボしました。

まず、下絵に透明なカードを載せて、黒のマジックでイラストをなぞります。その後、カードに好きな色を塗り、アルミホイルを貼り付けてキラキラと光るように加工していきます。余分な部分をハサミでカットし、台紙に貼り付けたら完成です。

ムーミンの下絵に好きな色を塗っていく
完成したポストカードを青いポストに投函

参加した人たちは完成したカードを封筒に入れ、ムーミンの図柄が入った記念切手を貼って、北欧パビリオンに設置されたポストに投函しました。封筒には当日限定の特別なムーミンの消印が押され、数日後に宛名の住所へ届けられました。

限定アイテムのショップもにぎわう

グリーティングとポストカードづくりのワークショップが数回行われた後も、ムーミン谷の物語のアニメーションや、オリジナルのムーミンの塗り絵を楽しめる「ムーミンタイム」も開かれました。また、会場内のポップアップショップには、「ムーミンの日」当日に発売となった80周年の記念マグや、売り切れとなっていたシーブリーズマグを始め、数多くの限定アイテムが並びました。ポップアップは8月17日まで1週間開催され、連日、多くの人々でにぎわいました。

誰もが安心して暮らせるフィンランドの「しあわせ」を体感

北欧パビリオン・フィンランド政府代表のニタ・ピルカマ氏は、「ムーミン誕生80周年という節目の年に、『ムーミンの日』を大阪・関西万博の北欧パビリオンで開催できたことを、大変光栄に思います。1945年に発表された最初の物語『小さなトロールと大きな洪水』では、新しい居場所を探すムーミン一家の旅が描かれ、やがてムーミン谷というかけがえのない“家”を見つけます。北欧パビリオンもまた、信頼と協調を大切にする5つの北欧諸国が集い、価値観を共有する“家”として、多様な人々を温かく迎え入れる場所です。ムーミンを通じて、フィンランドが大切にしてきた“しあわせ”のかたちに触れていただければ幸いです」と、あいさつしました。

あいさつする北欧パビリオン・フィンランド政府代表のニタ・ピルカマ氏

ムーミン80周年のテーマ“The door is always open.(ザ ドア イズ オールウェイズ オープン)”には、多様性を受け入れ、誰もが安心して戻れる場所があるという、ムーミンの物語に込められた思いが表現されています。フィンランドは国連が毎年発表する「世界幸福度報告書」の「世界幸福度ランキング」1位に、2018年から8年連続で選ばれています。この背景には、こうしたムーミンの価値観や生き方があると言えるでしょう。「ムーミンの日」イベントは、個性や思いやり、居場所の大切さが描かれたムーミンの世界観を通じて、多くの皆さんが、フィンランドの「しあわせ」の本質にふれる機会となりました。