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「大阪・関西万博」を支える企業特集~万博の舞台裏で輝く、企業の力~
4月13日に開幕した「大阪・関西万博」。パビリオンやイベント、世界中から集う先端技術や歴史、伝統文化、グルメが半年間、会場を彩ってきました。いよいよ10月13日に大団円を迎えようとしています。華やかな舞台の裏側には、「いのち輝く未来社会のデザイン」に貢献する知られざる技術がたくさんありました。今回は、万博を支えた多様な企業の真価にスポットライトを当てて紹介します。
■会場整備参加・運営参加とは
大阪・関西万博の企業・団体等の参加メニューの一つです。大阪・関西万博をより魅力的なものとするため、会場整備・運営に必要な施設や物品、サービスを提供し、すべての来場者が快適に過ごせる会場づくりを行っています。
■未来社会ショーケース事業とは
未来社会ショーケース事業は、万博会場を未来社会のショーケースに見立て、先進的な技術やシステムを取り入れ未来社会の一端を実現することを目指す事業です。6つの領域を設定し、多くの企業・団体の協賛を得て実施しています。
大和ハウス工業株式会社
■会場整備参加
パビリオン整備を通じた「サーキュラー建築」への挑戦
私たち大和ハウスグループは「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、地球規模の課題に取り組むために世界各地から英知が結集したこの祭典の成功に向けて貢献してまいりました。
シグネチャープロジェクトや国内外の各種パビリオン建設をはじめ、大屋根リングの屋上「スカイウォーク」の植栽整備から、会場内・外周バス(e-Mover)の停留所、大阪マルビル跡地にシャトルバスの発着場・待機場となるバスターミナルなどのインフラ整備にいたるまで、グループの総力を挙げて尽力しました。
今回、私たちが建設・寄贈したシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」では、リユースと資源循環を前提としたサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現にチャレンジ。つくって壊すのではなく、本来捨てられるものに価値を見いだし、閉会後の資材の利活用を踏まえた設計に挑戦するなど、「再生と循環」をキーワードに掲げる当社のパーパスを体現する取り組みを実践しました。
ニッタ株式会社
■運営参加
感染症対策製品を提供し、安心・安全な空間づくりを支援
ニッタは、1885年に大阪で創業して以来、「ものづくりを通じて世の中の役に立つ」という想いのもと、時代の変化に即した新技術・製品サービスを創造、提供してきました。今回私たちは、万博の運営参加として、パーテーション型クリーンファンユニット21台を提供。医療機関や医薬品工場など、高度な衛生管理で採用されるHEPAフィルタを搭載し、空間に自然と調和する洗練されたデザインで、衛生対策と空間設計の両面をサポートします。会場内の万博協会管理棟に設置され、運営スタッフや国内外の来賓の皆様が安心して過ごせる環境づくりに貢献しています。
「Going ahead with you ニッタは動かす 未来ヘ導く製品で。世の中を前へ そして人々を幸せに。」というグループ理念を掲げるニッタ。これからも未来へ導く製品の提供を通じ、グローバルに社会や環境に貢献していきます。
岩谷産業株式会社
■未来社会ショーケース事業 ■大阪ヘルスケアパビリオン協賛
クリーンエネルギーが導く新時代 水素船と低炭素型LPガスで進む環境配慮
岩谷産業株式会社は1941年から水素を究極のクリーンエネルギーとして捉え、水素エネルギーの普及に向けた歩みを進め、1970年には「住みよい地球がイワタニの願いです」をスローガンに、SDGsの達成や2050年カーボンニュートラルの実現に向け取り組んでいます。大阪・関西万博では、大阪市内と夢洲を結ぶ航路で水素燃料電池船「まほろば」を運航し、海上の“動くパビリオン”として水素エネルギーの魅力を発信しています。また、「大阪ヘルスケアパビリオン」に協賛し、カーボンオフセットLPガスを供給。万博の方針である低・脱炭素エネルギーの活用に貢献。「世の中に必要とされる企業」であり続けることができるよう、取り組みを進めていきます。
株式会社橋本クロス
■運営参加
再生可能エネルギーでつくる、地球にやさしいサージカルマスク
橋本クロスは、大阪・関西万博において、環境負荷の少ない高性能サージカルマスクを提供。マスクを生産する滋賀県の本社工場は、使用電力の83%を自然エネルギーで賄い、廃棄物の87%をリサイクル・リユースしています。また、当社は「ポストコロナにおけるマスク三つの課題」として、サプライチェーン、環境、再利用・備蓄の問題に取り組んでいます。
サプライチェーン強化に向けて、日本貿易振興機構(JETRO)のサプライチェーン等多元化事業に採択され、ベトナムの自社工場と連携しながら安定的な供給体制を構築しました。環境面では、99%非化石原料からなる「サステナブルマスク」を市場に先駆けて発売。さらに、将来のマスク不足に備え、再利用に関する研究開発にも注力。その一環として、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトに採択され、東京大学生産技術研究所杉原研究室と共同でマスク素材の帯電に関する研究を行っています。また、従来の半分のサイズで備蓄に特化したマスクを商品化し、安心安全な社会の実現を目指しています。
太陽エコブロックス株式会社
■会場整備参加
環境配慮型舗装用ブロックを大屋根リング内外の会場整備に提供
2025年大阪・関西万博を訪れる人の目に止まるのが大屋根リングと舗装用ブロックです。東ゲートから大屋根リングへのアプローチ・大屋根リング内・西ゲートから大屋根リングへのアプローチの一部に、当社の環境配慮型舗装用ブロックが採用されました。今回採用された舗装用ブロックはセメント使用量を大幅に削減(80%以上を高炉スラグ微粉末に置換)した低炭素型舗装用ブロックで、さらに気化潜熱による温度低減効果などの機能も付加された「エコプールペイブ」「クアルペイブ」の2製品です。「エコプールペイブ」はブラスト加工により自然な石の質感を表現し、「クアルペイブ」は研磨加工を施した表面が光を反射し輝きを演出します。両製品とも75×300ミリのサイズで、グレーを基調とした6種類のグラデーションカラーの組合せにより、設計者の意図した「海」の濃淡や「波」のきらめきが表現されています。
株式会社いけうち
■会場整備参加
安らぎをもたらす、いけうちの「霧」技術
大阪・関西万博の会場整備サプライヤーである霧のいけうちは、各所にミスト装置を設置し、来場者が快適に過ごせる空間を創出。その中でも「霧」の技術を駆使した「団体休憩所」ではミスト冷房装置で来場者に「涼」を届け、シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」では幻想的な空間演出など万博会場限定の「体験」を提供しました。いけうちは霧の専門家としてこれからも楽しく快適な社会づくりに霧で貢献していきます。
SANEI株式会社
■会場整備参加
会場の水まわりを約700台の水栓から支える
万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に対し、SANEIは「水の未来をデザインする」メーカーとして、会場整備参加企業のブロンズパートナーとして参画。会場内の手洗い施設に水栓を提供し、水まわりから万博を支えています。来場者の皆さまが快適に過ごせるよう、「迎賓館」や「催事場」、若手建築家が設計を担う施設をはじめ、会場各所に発電ユニットを内蔵した先進的な水栓やデザイン性豊かな水栓など、約700台を設置しています。