小さな発想 大きな革新
英国政府代表 キャロリン・デービッドソンさん

読売新聞大阪本社版朝刊

駐グアテマラ英国大使などを歴任し、2021年8月に駐大阪英国総領事として着任。24年3月から万博の英国政府代表を兼務している。25年1月からは政府代表に専従する。日本語のほか、独語、仏語、スペイン語を操る。60歳。

 万博には158か国・地域が参加を表明し、そのうち47か国は「万博の華」と呼ばれる自前のパビリオンを建設する。英国もその一つだ。キャロリン・デービッドソン政府代表は「英国の創造力や技術をアピールしたい」と意気込む。

 パビリオンのテーマは「COME BUILD THE FUTURE(ともに未来をつくろう)」。四角い積み木が組み上がったようなデザインで、「小さなアイデアが集まれば、大きなイノベーション(技術革新)を起こすことができる」とのメッセージを込めた。建設は順調に進んでいるという。

 展示の目玉は、映像や音楽を駆使した没入型体験だ。入り口から出口まで通路の壁をスクリーンで覆い、約20分にわたって英国の過去や現在、未来を紹介する。同国の発明品や風景、脱炭素の最新技術や宇宙開発に至るまで、様々な内容を盛り込む計画という。
 デービッドソン氏は「来場者には本当に英国にいるかのように感じてもらえるはず。独特な展示だが、魅力的なものになるだろう」と胸を張る。パビリオンには、英国の食べ物を提供するレストランも備える。

 万博で生まれる人と人とのつながりも重視している。デービッドソン氏は「世界は分断されているが、多くの国を一堂に集める万博は私たちに希望を与えてくれる。集まって一緒に何ができるかを考えるのはワクワクする」と話した。日英関係の深化にもつながると確信しているという。

(石見江莉加)




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