日本の伝統工芸 世界に
三菱UFJフィナンシャル・グループ チーフ・コーポレートブランディング・オフィサー 飾森亜樹子さん
読売新聞大阪本社版朝刊
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、大阪・関西万博の会場内で5月27日~6月1日に開催されるイベント「饗宴!匠が演じる日本美の世界」(読売新聞社主催)に協賛する。イベントは、伝統の技を継承する若手の職人や工芸家らの作品を展示する予定で、MUFGの飾森亜樹子氏は「日本の伝統的な工芸の素晴らしさを世界に発信したい」と意気込む。
イベントに作品を出展するのは、地域に根ざし、伝統の技を生かしながら、新しいことに挑む若き「匠」たちだ。全国から募り、書類審査やプレゼンテーションによる選考を経て約40人を選ぶ。新たに制作した作品を展示するほか、技の実演やトークショー、展示作品を中心とする販売会も予定している。
飾森氏は「工芸は日本のものづくりの根幹であり、素晴らしい文化。万博は、世界にその素晴らしさを知ってもらうのに最もふさわしい場だ」と強調する。
MUFGが協賛を決めたのは、2023年に始めた「MUFG工芸プロジェクト」と親和性が高いからだという。企画展やセミナー、ワークショップの開催を通じて、伝統的な工芸文化や技術の継承を支援している。
地域の産業を守り、育成していくことは、金融機関の役割でもある。プロジェクトには、衰退しつつある工芸という産業を支え、発展につなげるエコシステム(生態系)を作る狙いもある。飾森氏は「日本の工芸の世界的な価値を上げていくことが最終目的だ」と語る。
工芸を支援するのは、ビジネスに通じると考えているからでもある。工芸には伝統を守りながら、時代の移り変わりに合わせて、革新を繰り返してきたものもある。飾森氏は「企業もアップデートしていかないと立ちゆかない。工芸から学べることは多い」と話す。
1867年のパリ万博に参加した日本は、工芸品を出展し、高い評価を受けたという。飾森氏は「遠い昔のパリで、万博は、日本の文化や技術を世界に示す場になった。大阪・関西万博で、もう一度、工芸の伝統と革新を打ち出したい」と力を込める。(井上絵莉子)
期 間:2025年5月27日(火)~6月1日(日)
場 所:大阪・夢洲(大阪・関西万博会場内)
ギャラリーEAST、ポップアップステージ南
主 催:読売新聞社
協 賛:三菱UFJフィナンシャル・グループ