広告企画・制作 読売新聞社イノベーション本部
タイアップ TIE-IN
大正製薬Vol.1
健康で豊かな暮らしへ
~新商品 開発秘話~
リポビタンウォーク編
年齢にともなうアクティブライフ応援
OTC医薬品(一般用医療品)のトップカンパニーであり、創業112年を超える大正製薬は、企業ビジョンに「生活者の健康で美しく、より豊かな暮らしの実現」を掲げている。そんな大正製薬の経営方針を決定づけ、名実ともに同社随一の主力商品といえるのが、1962年に発売した栄養ドリンク剤「リポビタンD」だろう。タイアップ企画第1弾は、リポビタンの歴史に新たな扉を開いた新商品「リポビタンウォーク」の開発秘話をお届けする。
生活者の声に応え、生まれた新商品「リポビタンウォーク」
「あれこれ飲まずとも1つの商品でまかなえたら」――。
年齢とともに感じる足腰の不調を改善しようと、60~70代となると、服用するサプリメントも多くなりがち。そんな消費者の声に応え、大正製薬が2024年4月に「リポビタン」シリーズから発売した新商品が「リポビタンウォーク」。リポビタンシリーズには数十種類の商品が存在するが、シニア層をターゲットにした新商品だ。
健康寿命が延びる中、スポーツやレジャーなど趣味を続けたい人や働き続けたい人も増えている。25年4月には高年齢者雇用安定法が施行し、企業に対し65歳までの雇用確保が義務化される。人手不足も相まって職場にもシニアの再雇用ニーズは高まっている。大正製薬で長年リポビタンシリーズの研究開発に携わってきた武井拓人さんは、「誰もが願うのは、歳をとっても、元気に自分らしく生きること。疲労回復だけでなく、体力低下に悩む声にも応え得る商品を市場に投入したかった」と語る。
最初に生活者からの声が届いたのは18年ごろ、商品化には6年がかかった。
相性の悪さを打ち破った風味設計のプロたち
リポビタンウォークは、リポビタンDをベースにタウリンをはじめビタミンB群やアミノ酸、加齢にともなう膝・腰の不調の改善に役立つコンドロイチンを配合している。だが、成分の追加は、そう単純ではない。まず風味の問題が立ちはだかった。
アミノ酸とコンドロイチンにはもともと不快な味とにおいがある。特に、ビタミンB₁とアミノ酸の組み合わせは、「たとえるなら硫黄のにおい」というほど相性が悪い。シニア世代からの要望が多い少量化に対応するため、1本の容量をリポビタンDの半分の50mLにすると、成分濃度は倍に上がり、不快臭はさらに強く感じられてしまう。医薬部外品なので、香料の配合割合を全量の0.1%以下に抑えなければならず、打つ手は限られる。
しかし、薬局で販売するOTC医薬品の世界では、「良薬は口に苦し」だと消費者に支持されない。社内の研究開発チームにいる、風味の処方設計を担うスペシャリスト“風味ソムリエ”が、その解決策を探った。
風味ソムリエは現在15名。厳しい試験で選ばれたメンバーは独自の訓練で、五味といわれる甘味、酸味、塩味、苦味、うま味を、それぞれ味の強度とともに常に正確に識別できる。いつ計測しても同じ結果が出せる再現性も備える。風味ソムリエは、国内に存在する栄養ドリンク剤はほぼ、ブラインドテストでどのメーカーのどの商品かを言い当てることができるという。その正確な舌によって、味の数値化や、「バニラのような」「植物の根っこのような」といった味の定義を共有する言語化もできる。言語化することで、より消費者に支持される風味が実現できる。
彼らが試行錯誤し、たどりついたのが「リポビタンウォーク」の今の味だ。14年間にわたり風味ソムリエを務め、リポビタンウォークの風味設計を担当した山地貴之さんは、「リポビタンシリーズの中でも、長い開発期間となった」と、苦しんだ開発過程を振り返る。リポビタンウォークは、風味以外にも各成分の安定的な配合に課題があり、安定性を担保するために、原料の選定から処方まで何通りも試したという。
60年以上続く風味を追い求める想い
医薬品ながら大正製薬がこうして風味にこだわるのには、理由がある。
「ファイト イッパーツ!」――で親しまれる、「リポビタンD」が栄養ドリンク剤として登場したのは、1962年。40年代から強肝解毒剤のタウリンを研究し、60年に錠剤タイプの「リポビタン」を誕生させた。液剤の「リポビタン液」が生まれたのは、その3カ月後だった。このアンプル剤がリポビタンDの前身となった。
ただ、大正製薬がもっとも重視したのは、「風味」だった。同社の中興の祖で、アイデアマンと呼ばれた3代目社長、上原正吉氏(故名誉会長)は、「量を増やせば、薬くささはもっと薄れて、飲みごたえのあるものになる。さらに風味をつけ、うまいものにすれば歓迎されるのではないか」とひらめき、味を追求する姿勢が根付き、引き継がれてきた。
味が改良されたリポビタンDは売れに売れ、大旋風を巻き起こす。時代は高度経済成長期だった。通勤途中のサラリーマンたちが薬局薬店で “リポD”を飲み干し、空き瓶を冷蔵ケースの上に置いて職場に向かう姿が社会現象となった。
「かけそばが40円の時代に、リポビタンDは150円。気軽に買える価格ではないのに、当時はそれほど栄養を補給する製剤が求められていた。リポビタンDはそのニーズに的確に答えた商品だった」。リポビタンウォークの開発を手がけた武井さんは、先人が築いてきたリポビタンDの歴史に思いをはせる。
栄養ドリンク市場で約50%のシェア率を誇るのは、効能とともに、大正製薬が消費者に寄り添う風味づくりにありそうだ。