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▼2016 錦秋号

NEWS REPORT

「人工細胞と微生物の生命性」を問い直す学際的アートプロジェクト

茨城県北芸術祭で世界初、人工細胞の慰霊碑設置

 岩崎秀雄理工学術院教授らの研究・制作グループ(metaPhorest)は、茨城県北芸術祭KENPOKU ART 2016で、学際的な思考芸術プロジェクト「aPrayer:まだ見ぬつくられしものたちの慰霊」を発表。人工細胞研究の最新の展開を踏まえつつ、実験動物慰霊祭や道具の供養などをヒントとして「慰霊」という補助線を引くことで、人工細胞・人工生命や微生物の生命性、それらを見いだす私たち自身の生命観、科学的な生命像と日常的・体験的な生命観の関係性などについて改めて考察することを意図しています。

 この試みは、人工細胞の社会的文化的受容に関する研究と、生命美学・バイオメディアアートに関する実践的研究活動を組み合わせた展開です。芸術というプラットフォームにおいて自然科学と人文学双方における生命論を比較・対照させる学術的な意味があり、国際的にも関心を呼んでいます。

町屋石で彫られた人工細胞・人工生命と微生物の慰霊碑

石碑を設置した金波寒月・折橋コミュニティステーション(常陸太田市里美地区)