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▼こんな授業! どんなゼミ?

テーマスタディ「都市・地域研究」

大学生、戸塚まちづくり応援隊になる
「都市再生を考える」

徐 菲曼(ジョ・ヒマン)/国際教養学部3年

 皆さんは自分の住んでいる「まち」をじっくり観察した事があるだろうか? この授業では大学と高田馬場駅周辺の「戸塚地区」のまちづくりを考えており、特に街角の「花と緑」を活かす活動を行っている。活動を通じて地域の人々との交流を深めながら、本学と地域の連携したまちづくりを学ぶことができる貴重な機会である。

 私たちは「戸塚まちづくり応援隊」を自称し、戸塚地区協議会まちづくり分科会が主催している「花と緑の景観コンテスト」の普及活動に携わっている。「景観コンテスト」は、早田先生が地域住民や行政の方々と一緒になって企画した。庭先に咲く季節の花と緑を、自薦もしくは他薦で紹介・応募する仕組みで、学生でも応募できる。もちろん、他薦の場合は家主の方の許可をもらうことが条件である。

 そこで私たち受講生は、地域住民の皆さんに許可を得てさまざまな家の庭をカメラで撮影させてもらい、「花と緑」を育てる際のエピソードを丹念に集めていった。あるお宅ではバラの花をとても元気に咲かせていた。白い家壁とのハーモニーがみごとなことから、地域の景観名所にもなっていた。「景観コンテスト」に入賞されたそのお宅の家主さんは、80歳とは思えないほどお元気な方。短いインタビューでは話しきれないほどのエピソードを披露してくれた。

 こうした活動では、街角の「花と緑」を通じて地域の人々が、自発的にコミュニケーションする姿がとても印象的だった。私は国際教養学部に所属しながら、「まちづくり」を実践することができた。さらに「まちづくりとは何か」を、自分の肌で感じ取った事にもとづいて、考えをまとめられるようになった。「まちづくり」とは、地域住民が一体となるきっかけの場をつくること。そして住民はその中で地域への愛着、アイデンティティーを再確認していくことなのだ、ということを学ぶことができた。こうしたテーマスタディは学部と関係なく、1、2年生から履修できるので、学際的・総合的な視野を身に付ける貴重な機会だと思う。

(提供:早稲田ウィークリー