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▼こんな授業! どんなゼミ?

校友会寄付講座 「早稲田を知る」

「時空を越えて永遠に輝きを放つもの」

葛西 順一/コーディネーター スポーツ科学学術院

 時空を越えて永遠に輝きを放つもの、そのようなものに出くわせば、交わり、浸かり、同化したくなる、これは人の至極当然の思いである。早稲田大学の校風、校歌、大隈講堂、早稲田スポーツ、早稲田文学、これらに心の琴線が触れ魅了される人々は校友に限らない。

 早稲田の校風その他を知らずに入学する学生は案外多い。しかし、入学後にこれを知り、学生生活の中で満喫できるならば、その恩恵ははかり知しれないものと思うのである。

 「早稲田を知る」は、創立者の「大隈重信」、大隈の信頼が最も厚く「建学の母」と称される「小野梓」、初代体育部長で弱者の味方であった「安部磯雄」、世界三大スポーツ「早慶戦」、「校歌」、「早稲田の歴史と人物」、「慶應と早稲田」、「同志社と早稲田」、「ロボット」、「政治と早稲田」、「文学と早稲田」、「ワセダニアン」等をオムニバス形式で開講している。

 世のため、人のため、汗と涙と血を流す三流人になって欲しい(奥島前総長の言)と同時に、今早稲田で学んでいることに誇りをもてる背景をこの講座からつかみ取ってほしい。

【前期受講】ロボットにも早稲田スピリッツを

小田倉 正人/政治経済学部2年

 「早稲田を知る」は早稲田大学創立125周年記念のオープン科目校友会寄付講座として、スポーツ科学部の葛西順一先生をコーディネーターに迎えて開講した。

 この講座では、本学創立に関わった人々の「建学の精神」をはじめ、その「建学の精神」を受け継いだ後継者たちの活躍、そして創立125周年を経た本学の第二世紀への飛躍など幅広いテーマについて学び、さらには「早稲田スピリッツ」を最もかき立てる行事の一つでもある“野球早慶戦”への参加を通して、“真の早稲田人”としてのアイデンティティを確立することを目的にしているのだ。

 野球好きの私はもちろん、六大学野球のシーズン中は、毎試合欠かさず野球部の応援に駆け付け、仲間たちや応援部と肩を組みながら『紺碧の空』や『校歌』を歌う。その瞬間は何ものにも代え難く、自身の早稲田スピリッツの高まりをはっきりと感じる。講師の方々からも同じような熱い早稲田スピリッツがひしひしと感じられる講義内容だった。

 講義は、オムニバス形式で行われ、白井克彦総長、慶應義塾大学の山内慶太教授まで実に多彩な講師の方々が毎回自らのテーマについて熱く、熱く語る。中には、講義の最後に大隈講堂の舞台上で受講者全員と応援部の方々が、一緒に『校歌』を歌うという粋な企画もあった。

 6月26日の回では創造理工学部の高西淳夫教授が教壇に立たれ、「早稲田のロボット学」というテーマのもとに講義が展開された。本学がロボット研究の中でも、とりわけヒューマノイド・ロボット研究に関して、日本のみならず世界の最先端にいるということを、ロボットに関して素人である私たちにも分かりやすいように、ロボットの写真などを織り交ぜながら丁寧な説明があった。

 これらの講義を通じて、先輩諸氏の早稲田スピリッツを受け継ぎ、次の世代へ伝えていくことは、在学生の大なる使命であると改めて感じた。その使命を全うするために在学生一人ひとりがまず、「自分が早稲田人である」ことを自覚しなければならない。私自身今まで以上に、早稲田人としての自覚を明確にすることができたと感じているし、これから受講を考えている学生は、ぜひ『校歌』や『紺碧の空』を覚えて、神宮球場などでも早稲田の一体感を体感してほしい。きっとあなたも自分の早稲田スピリッツを感じるはずである。

【後期受講】早稲田が好きになる「早稲田を知る」

石川 洋之/スポーツ科学部1年

 この講義は、本学の歴史、創設者大隈重信、「建学の母」である小野梓、伝説の早慶六連戦、野球部初代監督の飛田穂州、校歌の由来など、さまざまな視点から早稲田大学について知ることができる講義である。

 学術面だけでなく、野球、ラグビー、駅伝などさまざまなスポーツで活躍を見せる文武両道の本学を子供のころから見ていて、そして好きになり、本学スポーツ科学部への進学を強く熱望していた私にとって、この講義は非常に魅力的なものであった。この講義の存在を知った瞬間に、私は迷わず受講を決意した。

 実際に講義を受けてみると、私の期待した通りのものであった。前総長の奥島孝康先生を筆頭に、伝説の早慶六連戦の時の監督である石井連蔵先生など、本学に深い造詣をお持ちで、深い関わりのある先生方が、毎回、熱く本学について語ってくれる。特に印象に残っているのは、先にも挙げた奥島先生、石井先生、この二人の先生の講義である。奥島先生が講義の中で仰った「早稲田の人間は、世のため人のために、汗を流し、涙を流し、そして時には血を流さなくてはならない」という言葉には、深く感銘を受けた。そして飛田穂州先生との思い出を話されている時の感極まった石井先生の姿や、先生の「早稲田に入って本当に良かった」という言葉には、私自身、思わず涙が出そうになった。さらに、大隈重信と福沢諭吉が家族ぐるみで付き合うほど仲が良く、親友同士であったことなど、この講義を通じて初めて知ることも数多くあった。

 今では、毎週この講義が楽しみで仕方がない。早稲田が好きな人、早稲田に興味がある人、早稲田を好きになりたい人にはぜひ、この講義の受講を強く勧めたい。

(提供:早稲田ウィークリー