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▼こんな授業! どんなゼミ?

テーマ・カレッジ「アイルランドの音楽」自分の為のうた

田中 丈士/2009年3月法学部卒

 現代には、多くの音楽が存在している。

 これだけ多くの音楽があふれている時代においても、「アイルランドの音楽」を即座にイメージできる人はそう多くはないだろう。

 この授業「アイルランドの音楽」では、アイルランドという土地で育まれ進化してきた伝統音楽について、その歌詞や時代背景を元に考察を重ねるものである。

 授業の進め方としては、各時代に活躍し音源を残したバンドについて、彼らの録音した曲の歌詞の邦訳を個人が担当し、それぞれの楽曲に対してコメントする、というゼミ形式を取っている。コメントの内容は人それぞれの視点に依存するため、自分が何に対して興味があるのかが明確であれば、その切り口から意見を述べることが出来る。何しろ、「音楽」に対して多少なりとも興味があれば、新しい視点が生まれる。

 アイルランドのみならず、どのような土地で生まれた音楽にも外界からの影響を受けずに成長したものはない。少なくとも、時代の変遷に伴いその形態を変化させるためには何かしらの影響を受けている。アイルランドの音楽もご多聞に漏れず、アメリカなどの世界的音楽産出国と影響し合っている。だからこそ、現在自分が興味のある分野に対して、共通点を見つけることが出来る。つまり、アイルランドの音楽を媒介にして、更なる興味を深める契機となる。先生はロックやブルース、ジャズなどにも詳しく、それらとの接点もよく解説する。

 音楽を楽しむ方法は人それぞれであろうが、多くの事に興味を持つことにより楽しみ方も広がっていくと思う。何より、ある音楽について考えることで、自分にとって大事な音楽、大事にしたい曲が見つかる。そういった曲は、人生にとって重要な曲に成り得る。オープン科目であるこの授業に、自分にとって大事にしたい音楽を見つけるきっかけとして参加してみてほしい。

(提供:早稲田ウィークリー