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教育

▼こんな授業! どんなゼミ?

心理学 I・II
~人の心の仕組み~

熊野 美帆/教育学部2年

 この「心理学I・II」の授業では、「知覚」、「学習能力」、「知能」、「感情」といった人間の頭の働きや、精神活動について勉強する(IとIIでは取り上げる領域が異なり、両方で心理学全体をカバーする)。これだけでは一見難しそうに聞こえるかもしれないが、松本先生がこれらを私たちに身近なものや、先生の身の周りで起こったことを題材にして分かりやすく、かつユニークに解説してくれるので非常に面白い。

 例えば「知覚と注意」のテーマでは、「運転時の携帯電話の使用がなぜ危険なのか?」を例にして授業が行われた。私たちは常に視覚・聴覚・嗅覚といった感覚からさまざまな刺激を受けている。しかし、人間の注意力には限界があるため、普段は注意を向けている特定の刺激だけを選んでいる。人間は生理的に、複数の刺激全てに注意を向けることができないのである。そのため運転時に携帯電話で話そうとしても、「運転」と「電話」という必要な注意が2つもあるため、その双方を両立することは困難であり事故を起こしやすい、と分かりやすく説明してくれた。

 私がこの「心理学I・II」を受講しようと思った理由として、まず私にとって心理学は未知の分野であり、興味があったということもある。しかし、なにより自分の「心」がどのようなメカニズムで成り立っているのかを知ってみたい、という思いが強かったからである。受講する前の私はまだ心理学に対して漠然としたイメージしか持っていなかったため、授業についていけるか不安だった。しかし「心理学というのは人の心について明確な理解の仕方を作ることである」と、最初に松本先生がズバっとそして丁寧に説明してくれたので、すぐに先生の授業の進め方になじむことができた。

 この授業を受講して、私たち人間の精神活動がどのように成り立っていくのかを楽しく学ぶことができた。人の心の仕組みに少しでも興味がある学生なら、ぜひとも受講してほしい授業である。中でも「子供の言語能力」をテーマにした『セサミストリート』の話は非常に興味深かったので、ぜひ授業で聞いてほしい。

(提供:早稲田ウィークリー