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▼こんな授業! どんなゼミ?

環境政策と計画
~環境問題を政策から考える~

横山 聡史/理工学部応用化学科4年

 環境問題。この言葉が新聞やニュースに取り上げられない日はほとんどといって良いほどない。二酸化炭素排出量の25%削減、COP15、電気自動車の普及などなど。多くの言葉が紙面に踊り、私たちはそのたびにレジ袋を断ったり、エアコンの設定温度を気にしたりしている。そしてそういった事象の背後には常に政策がある。

 今、環境問題はブームである。それは確かであろう。しかし私にとってそんな実感は正直ない。そんな私がこの授業を取ったのは、政策ならば私にもかかわることであり少しは実感も湧くかと思ったからだ。

 授業の概要はシラバスに譲るとして、ここでは私が実際に授業を受けて感じたことを書こう。この授業を受けて学んだこと、それは環境に対するアプローチはさまざまであると言うことだ。ただ規制をかけるだけではなく、情報開示によって企業の環境保全活動を促進する課徴金や補助金といった経済面での政策などなど。こういった政策を授業で学び、その知識をもとに演習問題を解く。そう、私はこの授業の醍醐味は演習だと感じた。例えばナノテクノロジーに対する政策である。有用性が大いに期待されているナノテクノロジーは同時に安全性が十分確認されていない分野でもある。そこで、現在の段階で対策を打つにはどうするか、環境影響があるとしたらどうするか、いろいろな視点で考える。ただそれまでの授業の暗記だけではなく、身に付けた知識を利用して考える必要がある。まさに思考のゲームである。村山先生の解説を聞きながら自分の考えをさらに検証することも出来る。これがなかなか面白い。

 最後に。この授業は環境問題に関心の薄い人には少しとっつき難いかもしれない。しかし、そういう人にこそ受講してほしい。環境政策がなぜ必要なのか、考えるきっかけとなると思う。

(提供:早稲田ウィークリー