早稲田大学の教育・研究・文化を発信 WASEDA ONLINE

RSS

YOMIURI ONLINE

ホーム > 教育 > こんな授業! どんなゼミ?

教育

▼こんな授業! どんなゼミ?

「予算制度論」
~予算を通して組織を学ぶ~

須賀 弥生/公共経営研究科1年

小林麻理先生

 さまざまな予算管理手法を学び、予算制度の機能について考える「予算制度論」。予算制度をテーマに取り上げ、その機能や理論を系統的に学べる貴重な講義である。授業では、アメリカの事例を中心にプログラム予算、ゼロベース予算、業績予算などの手法を学びながら、日本の行政や財団法人の実際の予算編成・使途・課題といった豊富な実例が適宜織り交ぜられ、分かりやすく進められる。

 社会人学生である私の場合、自らの勤める団体の実際の業務や予算作成過程などを想像しながら講義を聞くことが多かった。現在の勤め先しか知らない私にとっては、こんなにも多くの予算編成・管理の方法があるということが、まさに目からうろこであった。また講義では、ここでしか聞けない財政制度等審議会等での先生の委員としてのご経験談等をお聞きする機会もあり、たいへん勉強になった。

和やかなムードの授業風景

 今年度の「予算制度論」の履修生は7人と少人数で、分からないこと、さらに詳しく聞きたいことなどは、その場で質問させていただける和やかな雰囲気であった。毎回のように白熱する質問のため、授業時間が延長されるのが常であったが、小林麻理先生はいつも快く付き合ってくださり、とても感謝している。

 予算とは、計画にお金をつけたものである。この講義には、組織のミッションを達成するために適した予算編成を実践するためのヒントが詰め込まれている。公務員や公的機関への就職を希望する学生はもちろん、税金として支払ったお金がどのように有効に使われるかを注意深く見守るタックスペイヤー(納税者)として、社会人、学生問わず、ぜひすべての人におすすめしたい授業だ。

(提供:早稲田ウィークリー