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▼こんな授業! どんなゼミ?

多賀ゼミ
~「平和」を議論する!

黒田 祥太/社会科学部4年

多賀秀敏先生

 演習「平和学研究」(通称多賀ゼミ)は、毎週2年生から4年生までの合同で行われる。各時限2年生、3年生それぞれがテーマをレジュメにまとめ、発表するという形式だ。30分程度の発表が終わると質疑応答に入り、学年の垣根を越えた活発な議論が交わされる。最後に先生から発表に関するコメントをいただき、1回分の発表が終了となる。

 そもそも「平和学」ってどんな学問なんだろう?  「平和」の定義など人それぞれではないのか? と、疑問を抱かれた方も多いだろう。事実、多賀ゼミでは2年生のうちは「グローバル化」といった国際状況や「貧困」、「紛争」など現代国際社会の基礎知識について学ぶのであるが、3年生になるとテーマ設定も自由となり、「エネルギー問題」や「在日朝鮮人問題」、はたまた「動物多様性」など、それぞれの切り口から「平和」に対するアプローチを試みていくのである。

 先日私が行った発表テーマは、ずばり「音楽と平和」であった。個人的関心に基づき、戦時中の日本の音楽の歴史や、現代におけるチャリティー活動など、音楽の果しえる役割について考察したものである。

 初めは発表後どのような反応が返ってくるか不安もあったが、その後の質疑応答ではこちらの期待以上に活発な議論が展開され、音楽に限らず、文化や表現活動と平和について多角的に考察することが出来た。また先生の知識は、一学部生の私には到底考えもつかないような範囲にまで及んでおり、この発表においても、全く考えもつかないような発想を提示していただけた。

 このように、多賀ゼミはその懐の深さが大変魅力的なゼミである。先生は、基本的なゼミ運営を全て学生に任せてくださっている。自主的な雰囲気の下で日々仲間と切磋琢磨しながら、より良い世界の在り方について考える、そんな充実した環境を大学在学中に得られた私は、実に幸せ者である。

学習の様子

昨夏は有志で広島旅行にも

(提供:早稲田ウィークリー