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教育

▼こんな授業! どんなゼミ?

企業法Ⅰ
~経営学的視点から法律を学ぶ~

日名 厚貴/商学部3年

時には雑談を交えてエネルギッシュな授業を展開する和田先生

 商学部の学生は「企業法」についてどのようなイメージを抱いているのだろう。「商学部なのに法律?」とか、「会社法の条項や専門用語など暗記することが多く面倒くさそうだ」といったイメージを持っている学生は少なくないのではないか。しかしそれは間違いである。商学部生こそ会社法を学ぶべきだと私は思うし、この授業では難しい条項や専門用語をたくさん暗記する必要もない。

 企業法Ⅰでは、例えば、取締役(会)や監査役(会)といった機関設置義務の有無などの機関設計に関してや、取締役会や株主総会では何を決めるのか、株主の権限はどの程度か、など主に株式会社の設立やガバナンスなどについて学ぶ。もちろん、授業では「パス・スルー課税」、「預合」、「ストックオプション」など会社法関連の用語も多く出てくるが、テストでは「知識」ではなく現行制度の問題点を指摘したり、自分ならどうするといった「意見」が求められる。テスト前に一夜漬けをする心配はいらないが、日頃からの思考力が試される。

「経営学」的な視点から「法律」を学ぶ

 上記のように、この授業では株式会社の設立やガバナンスを学ぶので商学部の学生でも経営学的な視点から法律を学ぶことができる。和田宗久先生はこういった難しそうなテーマを図や判例などを用いてわかりやすく巧みに解説してくださる。時には授業が脱線することもあるが、先生が当時の就職活動で某テレビ局の面接を受けた際そのテレビ局のニュース番組の内容について面接官と大口論になった話など、雑談で教室が笑いに包まれることもしばしばだ。

 もちろん、全く出席も勉強もしないで単位がもらえるような甘い授業ではないが、先生はエネルギッシュで親しみやすい素晴らしい方であり、授業内容も就活を控える人、また、将来起業しようと考えている人にはとても有益である。そういう意味で、この授業はたくさんの学生におすすめしたい授業である。

(提供:早稲田ウィークリー