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教育

▼こんな授業! どんなゼミ?

土田ゼミ
~企業の事業活動を裏側から考える~

貝原 良寛/法学部4年

土田和博先生

使用する教材です

 主専攻法学演習(経済法)D-これが土田ゼミの正式名称です。土田ゼミは2年生から4年生まで十数人で経済法に関わる諸問題を扱っています。経済法とは耳慣れないものかもしれませんが、独占禁止法がその中心にあります。

 ゼミでは、独占禁止法に関連する私的独占の問題、企業の合併やカルテルなどのさまざまな問題を取り上げ、公正取引委員会の判断などを基に学生が中心となって検討をします。内容理解もさることながら、公正取引委員会の決定(違法認定など)とは全く異なるアプローチで分析することもあります。経済法のゼミであるので、独占禁止法に関わる事件を扱いながらも、著作権法や特許法など多くの関連法にも触れる機会がよくあります。先生は学生主体のゼミという点を大切にしてくださり、毎回、細かい条文の解釈に至るまで活発な議論がなされます。

 私は2年生の時からゼミに参加していますが、独占禁止法は解釈の幅が非常に広いので、今なお苦戦することが多々あります。問題となる法律条文と事件を照らし合わせると、要件はシンプルながらどの行為が違反行為なのかを定めることが難しくもあり、やりがいでもあります。また、事件ごとにそれぞれの専門用語を理解する必要もあり、企業の事業内容や業界構造まで理解できます。

 ゼミではさまざまな企業が話題に上ります。就職活動の際に企業の名前を見ると、今までゼミで扱った内容が浮かんできます。企業の事業活動の詳細に接することが多く、時事問題的な側面も大きい独占禁止法は、就職を控える学生にはとても面白い法律だといえます。それらに時間をかけて研究・学習できる場所が土田ゼミです。

年に1度開催される合同討論会の集合写真

(提供:早稲田ウィークリー