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▼こんな授業! どんなゼミ?

相対論研究
~重力とは何か~

松本 遊/基幹理工学研究科修士課程2年

米田教授

 相対性理論とは、重力を、それがもたらす時空への作用を、リーマン幾何学やテンソル解析などの数学という道具を駆使して記述するという形で解釈する学問です。重力とは一言で言えば、時空の歪みのことです。ブラックホールや重力波などの、重力がもたらす種々の物理現象を解析することで、重力の形をさまざまな角度から捉えることができます。

 重力を記述する相対性理論において、全ての出発点となる数式がアインシュタイン方程式です。私はコンピューターを用いてアインシュタイン方程式の数値解を計算する、数値相対論という分野の研究をしています。

 ゼミを担当してくださる米田元教授は、複雑な事柄の本質を捉え、シンプルに表わすことが誰よりもうまい方であり、私もそれを学ぼうと挑んでいます。米田教授の気さくな人柄から飛んでくる鋭い質問に十分に答えようとしても、頭の回転が追いつかないときが多々ありますが、それは充実した学びの時間です。

 3年間相対性理論を学んできて、読めるようになった参考書や論文はたくさんあります。しかし、私が理解できていることは、「重力があるとこういう作用がある」という、重力の存在を前提とした上での解釈のみであり、「なぜ重力が存在するのか」ということはいまだ理解できておらず、物理学の奥深さと自身の勉強不足を日々痛感しています。

黒板を前に説明を行っているのが筆者

授業で使用しているテキスト

(提供:早稲田ウィークリー