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▼こんな授業! どんなゼミ?

ゲーム理論と経済学ゼミ
~論理的思考を身に付ける~

都築 諒(つづき・りょう)/商学部4年

腎臓移植マッチング問題の命題を証明しているところ(写真は3年生の西山諒さん)

 「ゲーム理論と経済学ゼミ」(担当:佐々木 宏夫教授)では、ゲーム理論や経済学の勉強を通して、確固たる論理的な思考力を付けることを目的としています。意欲のある学生なら確実に実力がつき、精神的にも強くなることができると思います。

 佐々木ゼミへの配属が決まった直後から、学部2年生は経済学を深く理解するのに必要な数学を習熟するために、大学院生が指導する数学の勉強会に参加します。皆ここでゼミの洗礼を受けることになります。私も当時はつらかったですが、今では毎週毎週厳しく指導してもらった日々が懐かしく感じられます。やがて3年生になるとそれぞれ自分が担当した本に責任を持って発表します。佐々木教授は論理に忠実な方なので論理の流れを丁寧にみてもらえます。それゆえ論理展開が少しでもおかしいと必ず指摘されることになるので、発表者はきちんと論理を詰めて準備をしなければなりません。

 こうして確実に論理的に思考を深めることができ、精神的にも鍛えられてゆきます。

 私たちのゼミにはお家芸があります。それは協力ゲーム理論の応用である投票力指数の研究です。投票力指数というのは投票者の持つ影響力の強さを数値として表したもので、過去に先輩たちがこれに関するさまざまなテーマで卒業論文を書き、“早稲田商学”の学生懸賞論文で第一席を取り続けました。

 卒業後の進路としては、大学院進学を選択する人が多く、そのまま佐々木教授の下に残る人もいれば、その他の研究の道へ進む人もいます。中には佐々木教授の下で修士課程を修了後、アメリカの大学院の博士課程に高額な奨学金付きで進学した先輩もいます。しかし大学院へ進学することが絶対な訳では決してありません。就職して社会で活躍していくための実力を得るために、自発的に修士課程へ進学する人が多いのだと思います。

 佐々木教授もよくおっしゃっておられますが、頭の柔らかい若いうちに頭を鍛えることは重要だと思います。このゼミは勉強をするためのとても素晴らしい環境が用意されていますので、やる気のある学生にはお薦めです。

(提供:早稲田ウィークリー