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▼こんな授業! どんなゼミ?

刑法Ⅱ(刑法各論)B

判例を中心に刑法を身近に感じる

佐伯 麻里(さえき・まり)/法学部2年

 刑法各論は毎回新たな発見のあるとても新鮮な授業です。私は1年生の時に高橋則夫(たかはし・のりお)教授(以下、則夫先生。親しみを込めて普段通り呼ばせていただきます)の刑法総論の授業を受け、また法律討論会でもお世話になり刑法に興味を持ったため、2年生で刑法各論を履修しました。

 この授業は先生が執筆された基本書を用い、同書の解説を中心に進められます。法律科目は一般的にとても難しく授業についていくのが精いっぱいになりがちですが、則夫先生の授業では判例を分かりやすく解説してくださいます。例えば、一つ一つの判例を前の黒板などに書き、視覚的に分かる状態で簡単な言葉で説明されるので記憶に残りやすく、面白かった判例は授業以外でも学生間で話題になるほどです。また、則夫先生の授業の名物は巧妙なダジャレです。法学部では評判で授業の楽しみの一つでもあります。

 刑法各論の授業は内容が興味深いだけでなく、教授と学生との距離が近いことも特徴です。通常、法律科目の授業は大教室で教授が壇上で話すというスタイルなので、教授に話しに行くのに緊張することもありますが、刑法各論はじめ則夫先生の授業ではフレンドリーな則夫先生の元に学生が集まり、判例についての詳しいお考えはもちろん、さまざまな質問を寄せる場面が多く見られます。

 私は刑法各論を受講して刑法にますます興味を持ちました。事件に対する判決と則夫先生のご意見を知ることができ、判例を知れば知るほど今起こっているあらゆる問題、また自分の周りで起こり得るような事件を身近に感じ、積極的に学ぼうと思うことができました。刑法各論は学生の学ぶ意欲を引き出す授業であると感じています。

基本書には判例の「事実」が数多く掲載されている

(提供:早稲田ウィークリー