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▼こんな授業! どんなゼミ?

社会学演習3D(専門演習3)

全国の文学部で唯一の「炭鉱ゼミ」って?

濱島 友里恵(はまじま・ゆりえ)/文学部3年

 社会学演習3D(専門演習3)のテーマは「炭鉱」です。一度聞いただけでは「何を学ぶゼミなの?」と思う方は多いと思います。一般的な文学部のイメージとは少々かけ離れているかもしれませんが、国内にて発展から衰退までの過程を経てきた石炭産業への理解を深めることは社会の歴史を知ることにもつながるという考えのもとに、私たちは社会学の一環として炭鉱について学んでいます。当初は用語すら分からず苦労することばかりでしたが、発表や過去の映像資料、炭鉱記録画の展覧会鑑賞などを通してゼミ内で知識の共有を図ってきました。

 中でも一つの大きな活動は夏休みを利用して行われる4泊5日の合宿です。北海道の釧路まで赴いて行うフィールドワークのために、炭鉱の経営や福利厚生、採炭技術など多面的な角度から各自調べた資料や年表を冊子にまとめ、また現地の方へのインタビューの内容に関しても準備を進めてきました。それ故実際に元炭鉱マンの方のお話を伺えたことや、日本で唯一営業採炭を続ける炭鉱・釧路コールマインの内部を見学できたことは本当に貴重な体験でした。

 他にも稲門会の方との交流会や地元の舟漕ぎ大会に参加するなど、非常に充実した合宿となりました。

 最後に、この合宿そのものが嶋﨑尚子(しまざきなおこ)教授の温かく、時には厳しいご指導あってこそ成し遂げられたものであったと実感しています。

採炭に従事された方の言葉の重みを感じたインタビュー

前列左から3番目が嶋﨑教授。筆者は1列目の右端

(提供:早稲田ウィークリー