早稲田大学の教育・研究・文化を発信 WASEDA ONLINE

RSS

YOMIURI ONLINE

ホーム > 教育 > こんな授業! どんなゼミ?

教育

▼こんな授業! どんなゼミ?

専門ゼミⅠ(人口研究)

「隠れている人口」から読み解く社会問題の姿

ボウ ハン/人間科学部3年

 私が所属する人口社会学ゼミでは、武田尚子(たけだ・なおこ)教授のご指導の下、「隠れている人口」が示す社会問題などに取り組んでいます。例えば、春学期では「セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)」というフードバンクについて触れ、その活動を通して知られざる「貧困人口」について学びました。フードバンクというのは、余剰食料を集めて、食べ物に困っている施設や人に届ける活動です。貧困と聞くと、まずホームレスを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はフードバンクの支援を頼りにしているシングルマザーの家庭や、外国人なども多く存在しています。整った身なりの方も多く、一目では困窮していることなど全く分かりません。このように社会の中に潜在している諸問題を探求するゼミです。

 また、ゼミ合宿では、日本一美しいとうたわれる長野県小川村を訪ね、村の構造や産業などを調査しました。少子高齢化の人口問題に加えて、伝統的な暮らしや文化にも触れることができ、これから日本の農村社会がどう変遷していくのか深く考える機会を得ました。今はその調査報告書の作成に取り組んでいます。

 その他に、障がいを持つ人が作るパンの大会の宣伝活動に参加するなど、社会活動も行っています。武田教授の幅広い知識と発想力に導いていただき、ゼミ生それぞれの個性が引き立つ議論をするなど、とても充実したゼミです。

「2HJ」を訪れ、担当者から話を聞く様子

小川村での活動が地域おこし協力隊新聞に掲載される

(提供:早稲田ウィークリー