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▼こんな授業! どんなゼミ?

環境ビジネス論

環境ビジネスの最前線に迫る!

伊東 絵里子(いとう・えりこ)/環境・エネルギー研究科 修士課程1年

 現在、地球の生態系が破壊され、生物種が次々と減少し、人類の存続さえ脅かされていることはさまざまな報道を通して多くの人が認識するようになっています。しかし、より豊かでより快適な生活を求める人々の欲求が根底に存在している限り、その解決は容易ではありません。

 20世紀後半から水質・土壌汚染や負の遺産などの環境問題が表面化してきました。環境問題へのアプローチには、環境問題への興味・関心を促す意識改革を行う立場や法律や条例などの直接規制で解決する立場、低燃費・低公害エンジンの先進的な技術などを開発する立場をはじめ、他にも多様な方法があります。

講義は担当の長沢伸也教授の著書を読みながら進みます

 この講義では、環境問題へのアプローチの中でも環境問題を市場のメカニズムの中に取り入れ市場の力を使って解決をする立場、すなわち企業や市場からのアプローチに重点を置き、「持続可能な開発と消費」を目指して生まれつつある「環境ビジネス」に着目しています。省エネや再生可能エネルギー、廃棄物、海洋資源関連ビジネスなどに対してビジネスの発展における背景や現状を学び、今後の各ビジネスの拡大や発展を視野に入れながら最新の動きを具体的な事例を通して学びます。

 私はこの授業を通して廃棄物関連ビジネスに対するイメージが大きく変化しました。以前は「ごみ屋さん・公害」という産業の裏方で暗いイメージを持っていましたが、実際は長期的に適正な利益を計上しつつ、環境・社会へ貢献しているということを知り、創造的で明るいイメージを持つようになりました。この授業を通して環境ビジネスに関心を持ったことをきっかけに、今後は環境ビジネスにおける見聞を広め、社会・環境に貢献できる人材になるための糧としたいと考えています。

『環境ビジネスのゆくえ』三菱UFJリサーチ&コンサルティング著・長沢伸也編/日科技連出版社
『環境ビジネスの変革者たち』長沢伸也編・著/環境新聞社

(提供:早稲田ウィークリー