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教育

▼こんな授業! どんなゼミ?

体験の言語化
(グローバルエデュケーションセンター設置オープン科目)

体験を自分の血と肉にするために

中村 優作(なかむら・ゆうさく)/社会科学部2年

 この授業の最終発表で一番大切にされていること、それは「自分の言葉」で語られているか、ということです。兵藤智佳准教授による体験の言語化では自らの体験を分析する方法と、そこからオリジナル(自分の言葉)な社会課題を発見する過程を学びます。クラスは少人数制でありながら学部、キャンパス、学年そして国籍を超えてまさに多種多様な学生たちが集った刺激的な空間です。

 授業のイントロはいつも兵藤准教授からの質問で始まります。「最近印象に残ったニュースは?」「好きな食べ物は?」「今日の気分の色は何色?」。学生たちは理由とともに、なるべく詳しく自分の答えを説明します。そして体験を語る言葉を豊かにしていくとともに自分の考えが感情やバックボーン、環境などさまざまな要因によって支えられていることに気付きます。

 このような8回の授業を通じておのおのが自らの体験を一つ選び、最終発表へ向け掘り下げていきます。就活での葛藤、留学での出来事、親との衝突、部活やサークルでの人間関係など、さまざまな体験が取り上げられます。当時は無意識だったり簡単な言葉で片付けてしまっていたりしたことが、意味を持って立ち現れてきたときの感動はひとしおです。

 4年間の学生生活では多くのことを経験する機会があります。授業で学んだ体験の分析手法を生かして、体験を本当に自分にとって価値のあるものにしていけたらと思います。

活発に話し合うグループ活動

授業で学生に語りかける兵藤准教授

(提供:早稲田ウィークリー