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▼こんな授業! どんなゼミ?

日常記憶心理学(人間科学部設置科目)

記憶のメカニズムに迫り、日常に生かす

村井 凱姿(むらい・がいし)/人間科学部3年

 杉森絵里子准教授によるこのゼミは、「日常記憶心理学」という名のとおり、日常記憶に関わることならどんなテーマでも扱うことができます。ご専門は「認知心理学」という分野で、例えば外出するときに「家の鍵掛けたっけ?」などと忘れたりすることがあると思いますが、そうした記憶のエラーがどのように起きるか、などを研究しているそうです。「日常記憶心理学」では、研究で明らかになった記憶エラーの理論など、日常生活にも役立てられる杉森准教授の研究の一端を学ぶことができます。自分でテーマを選べるので、ゼミで取り扱われる内容はさまざまです。実際、記憶術に興味がある学生、潜在記憶の一種であるサブリミナル効果に興味がある学生、ファッションに興味がある人間の他者認知の仕方に興味がある学生、音楽の記憶と幻聴との関わりに興味がある学生などがいます。

「実践を通して技術や知識を身に付ける」という理念の下で授業が行われており、学生は統計的考え方に基づいた研究計画を立て、専門性に基づいた方法を用いてデータを収集しなければなりません。そして、それぞれが主体的に自分のテーマと関わる論文を探してまとめたり、やりたい実験を考えて発表したりし、その中で分からないことやできないことがあれば、ゼミ仲間や杉森准教授に質問して解決していきます。主体性がなくては前に進むことができないけれども、主体性さえあればどんどん得たい知識や技術を身に付ける機会が与えられるゼミです。

 ちなみに、私はもともとサッカーが好きだということもあり、プレッシャーの種類とPKの成功についての研究を進めていきたいと思っています。好きなことを研究の対象にできる環境を整えてくださる杉森准教授に感謝しています。

杉森准教授(手前左)とゼミ仲間

(提供:早稲田ウィークリー