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教育

▼こんな授業! どんなゼミ?

空間映像研究(社会科学部設置演習)

写真・映像を使い、問題意識を形にする

比嘉 り子(ひが りこ)/社会科学部4年
安達 笑美子(あだち えみこ)/社会科学部4年

「都市空間」を写真や映像などをキーワードにして研究している佐藤洋一教授のゼミは、2年生から4年生まで3学年の学生が所属しています。授業中の佐藤教授は「真摯(しんし)な研究者」として学生を厳しく指導しますが、普段は大学教授らしい固い雰囲気がなく、学生との距離が近い、気さくな先生です。

 ゼミは写真・映像を用いたフィールドワークが中心で、まず、テーマを自分で考えることから始めます。自分の好きなことであれば何でも決めることができ、毎年2月にゼミが主催する展示会「Research & Project展」での発表を目指して作品・論文を作成していきます。写真や映像制作の基本的なスキルも身に付けることができ、自分の問題意識を育みながら、テーマを形にして発信することが求められます。

 今は「私の100」という作品を作るために、好きな映画のパンフレット・カタログを100冊集めたり(比嘉)、バイオリンを弾くのでバイオリン奏者から見たオーケストラの100のシーンの写真を集めていて(安達)、それぞれに注釈を付けて発表します。移転が決まっている築地市場で市場関係者にインタビューをして映像にまとめたこともあり、新聞・テレビのニュースやドキュメンタリーでは見せない、学生だからこそ撮影できる、構えていない素の雰囲気を伝えようと努力しました。

 卒業論文・作品も展示する必要があるので、単純に文字で書き起こしたものではなく、来場者の目に留まるような工夫を施さなければなりません。「観光地としての藤沢市の都市空間」や「映画・ドラマに登場する図書館の役割・関わり方」などをテーマにしているのですが、制作の過程で自分の考えをどのようにしたら人に伝えられるのか、社会に理解してもらえるのかを、試行錯誤しながら学んでいます。

展示会案内のDMに使う写真を撮影する学生たち

(提供:早稲田ウィークリー