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山本 千鶴(やまもと・ちづる)/国際教養学部4年 略歴はこちらから

103日間地球一周の旅に通訳ボランティアとして乗船

山本 千鶴/国際教養学部4年

 「一度も踊ったこともないアイリッシュダンスを披露したことが、今でも忘れられません」。大きな瞳に笑いをうかべて山本さんはピースボートでの“想定外の出来事”を話してくれた。アイルランドのダブリンで、ダンスショーのプログラムに通訳として参加していた時のことだ。待てど暮らせどアイリッシュダンサーが現れない。「話が違う!」と怒って山本さんに詰め寄るツアー客。それじゃあ、私が! と現地コーディネーターとともに見よう見まねで、アイリッシュダンスを踊ったのだという。「怒っていた方も、あぜんとして私を見ていました(笑)」

 乗船したのは2007年6月9日から9月20日までの第58回ピースボート。22カ国を巡る103日間の船旅だ。通訳ボランティアへの応募を決意したのは大学2年の秋、カナダのグレンドンカレッジに留学中の時。今の自分ならできる、そう信じて応募書類を事務局へ送った。英語による厳しい電話面接の結果、見事合格。横浜港から出港する客船にボランティアスタッフとして乗り込んだ。

 「実は、ただで世界一周できることも応募した理由のひとつでした(笑)」。しかし船上での日々は、思った以上の忙しさ。ツアー客からはスタッフ同様に頼られる。ほぼ毎日船上での講座や、寄港地のプログラムに通訳として参加した。「でもいろいろな国の人たちとの出会いが楽しくて、新しい発見の連続でした」日本という国を外から見てみたくて15歳からアメリカやカナダに何度か留学した。渡航経験豊富な彼女も今回のボランティアで初めて見えたことがある。「人目を気にして、背のびをしなくてもいいんだ」。かつては内向的だった山本さん。人種、国籍を越えた交流をするうちにありのままの自分を受け入れられるようになった、と話す。

 現在、留学や通訳の経験を活かした就職に向かって邁進中。「興味があったらまずはやってみること。これが今の信条です」またピースボートに通訳として乗船したい?と聞くと大きく頷く。「突然ダンスをすることになっても、今度はもっと上手に踊ってみせます!」

(提供:早稲田ウィークリー

山本 千鶴/国際教養学部4年

1987年千葉県生まれ。私立渋谷教育学園幕張高等学校卒業。国際教養学部4年。2006年8月より07年4月までトロントのヨーク大学グレンドン校に留学。留学中にピースボートの通訳ボランティアに応募。帰国直後の6月より3カ月の世界一周の船旅に参加。8月からは米国内務省が実施しているモンタナ州、グレーシャー国立公園の学生を対象としたインターンシップに参加予定。