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宇野 なおみ 文化構想学部2年 略歴はこちらから

『渡る世間は鬼ばかり』の加津ちゃんは現役早大生

宇野 なおみ/文化構想学部2年

 「今年は舞台の稽古が忙しくて早慶戦に行けそうもないんです。受験の時でも欠かさず観に行っていたのに」と残念そうな表情をみせた。宇野さんは東京六大学野球の大ファンになって3年目で、球場に一人で足を運びスコアをつけながら声援を送るこ ともあるほどだ。本学を受験した理由の一つは、高校生の時にスタンドで観た東京六大学野球が印象に残ったからだ。「橋田壽賀子先生が脚本を手がけている『渡る世間は鬼ばかり』に出演している縁で、リーガロイヤルホテルで開催される橋田賞の授賞式に毎年行っていて、そこから大隈講堂が見えたんです。ここが早稲田なんだってずっと思っていたのもありました。橋田先生も早稲田の大先輩ですし」。ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の「加津」役でおなじみの宇野さんは、子役時代から俳優としての キャリアを積み上げてきた。そのため、必然的に学業と仕事を両立することに。

 「『渡る世間』の撮影がだいたい1年置きで、その間に舞台もあります。高校1年の時、舞台の仕事が1年のうち9カ月もあって、単位を落としてしまったんです。4年かければ卒業できたんですが、高等学校卒業程度認定試験を受けました。大学1年になるはずの年は『渡る世間』の撮影が入っていたので、慌てて受験勉強を始めました」。現在は文学学術院・小田島恒志教授の授業など演劇を中心に学ぶ。特に興味があるのは英米演劇。日本の演劇に関しては、授業で学んだ知識が仕事で役立つこともある。「戦後演劇の担い手の方が、現役で活躍していることも多いので、知っている人の名前を授業で聞いて、こんなにすごかったんだって再認識したり。わたしが出演しているドラマの名前が授業中、出てこないかどきどきすることもあります」。

 出演中の舞台の初演(下記参照)は演劇博物館のAVルームで視聴した。「DVDが絶版になっていても演博にはありますから。共演した池内淳子さんの写真が演博に飾ってあったのには驚きました」。サークル活動は茶道研究会に所属し、「早稲田祭」では大隈講堂の前で手前を披露したことも。「授業に出て、図書館に行って、演劇博物館に行って、サークル活動をして、普通に大学生活を送っていますよ」とさらっと言うが、もちろん、芸能活動も忙しい。俳優と学業のいずれも手を抜かず、さまざまなことを吸収して飛躍し続けている。「今一番してみたいことは、在学中に六大学野球の始球式をやることです」と目を輝かせた。

(提供:早稲田ウィークリー

宇野 なおみ(うの・なおみ)/文化構想学部2年

1989年東京都生まれ。高等学校卒業程度認定試験合格。08年本学文化構想学部入学、現在、2年生。舞台『マダム・バタフライ』でデビュー後、『おしん』や『放浪 記』などの舞台に出演し、子役時代から活躍。TBS系列ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』では、野々下加津役としてレギュラー出演。得意科目は英語で高校生の時、スピーチコンテストで2度の入賞経験がある。趣味は読書・格闘技観戦・一人旅。特に好きなのは東野圭吾のミステリー小説や漫画『聖☆おにいさん』など。