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早稲田魂を胸に秘め
チアリーディングで世界一に

杢元 良輔/人間科学部5年

 受験生時、人間科学の中でも心理学系の勉強がしたくて、志望校は関西の国立大学一本に絞った。私立併願を勧める周囲の声に「なんで、逃げ道をつくってやらんといかんとや!」。強気で臨んだセンター試験だったが、失敗。途方に暮れている杢元さんに、母から早稲田大学の受験票が手渡されたという。「父が大の早稲田好きだったこともあって、こっそり出願手続をしておいてくれたんですよ(笑)」。両親に感謝しつつ、気持ちを切り替え本学を受験、見事合格した。「母には頭があがりません。早稲田に入らなかったら、Shockers(※)とも出会えなかったですし」。新入生歓迎ガイダンスでShockersの演技に衝撃を受けた。

 「自分が輝ける場所を見つけた! と。即行、入部手続きをしました」。自分たちの演技を見たお客様から「元気をもらった」「心底楽しめた」との声をもらうと嬉しい。キャプテンになってからは、そんな声に応えるために、まず自分はどうしたらいいのか考えるようになった。「観客の方々に楽しんでもらうには、まず自分が楽しんでやる! これしかないな、と」。チーム一丸となって楽しむ気持ちがあれば、自然と伝わるはず。「それにちょっとでも楽しんでいないメンバーがいると、それがとんでもない事故や、けがにつながってしまうんです」。2階建てほどの高さにまでタワーが組めるのも、そしてその高さから躊躇なくクライミングできるのも、仲間を信じているから。信頼関係があってこそ、初めて楽しむ気持ちが生まれるのだ。「どんなことも話したり話されたりしているうちに、メンバー全員が自分の兄弟のような気持ちになっちゃいました」。はじけるような笑顔を見せる。

 この経験は、日本代表チームに選抜された時にも活かされた。今まで組んだこともないメンバーと世界を目指さなくてはいけない。責任感とともにプレッシャーもかかった。そんな時思い出したのは、Shockersで実践していたこと。「まず自分が楽しもうと。楽しむ気持ち、これがチアの基本だと思っているので」。世界の強豪を押さえ、みごと優勝を手にしたのだ。今後は地元宮崎で、チアリーディングをもっと広めつつ、その魅力を全国に発信していけるようなことに関わっていきたいと考えている。「心理学系の授業を通して、自己表現の大切さを学びました。僕自身の自己表現はもちろんShockersで実践できたので、思い残すことはありません。自分の根幹になっているものはShockersで育ててもらったと思っています」。一つひとつの言葉をかみしめるように思いを語ってくれた。

(提供:早稲田ウィークリー

杢元 良輔(もくもと・りょうすけ)/人間科学部5年

1987年宮崎県生まれ。宮崎県立宮崎大宮高等学校卒業。人間科学部5年。2007年、Shockers(※)のキャプテンとしてUSAナショナルズチアリーディングで部門優勝に輝く。2009年には日本代表メンバーとしてドイツで開催されたチアリーディング世界選手権に出場し、見事優勝。好きな映画は『STEP-UP(2006・米)』と『ウォーターボーイズ』他。宮崎県のおすすめフードは「もちろん地鶏。あともうひとつ、ハマユウポークがうまいです!」とのこと。

※:2004年に結成された男子のみのチアリーディングチーム。チームカラーはBLACK&YELLOW。早稲田祭のイベント等の他、Jリーグやフェスティバルにも招待され演技を披露。USA National CHEERLEADING大学・一般部門で優勝するほどまでに成長中。