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珠算界に、「早稲田3人娘」現る!

松田 沙也香/教育学部4年
堀内 祥加/教育学部3年
金子 優希/教育学部3年

 「そろばんって、『頭脳のスポーツ』と言われるんですよ」「そうそう。スポーツと同じように、熱い戦いが繰り広げられているんです!」と、はじけるような笑顔を見せた松田さん・堀内さん・金子さん。3人の共通点は、幼少のころから毎日休むことなくそろばんを続けてきたこと。そして、そろばんが大好きなことだ。最高峰の十段を取ったのも、同じく高学年のころ。それから、全国珠算大会での優勝を目指してきた。とはいえ、「実は、本気で頑張りだしたのは、2人がきっかけだったんです。自分と同じ歳ぐらいで強い人がいると聞いて……。それが、松田さんと金子さんだったんです」と堀内さんは振り返る。その後、何度も大会で顔を合わせた3人。「小さいころから、いい友だちであり、同時にいいライバルでした」と松田さんも言葉を弾ませる。

 本学入学後、個人戦のほかにも、チームを組み団体としてさまざまな大会へ挑んできた。「先に2人の入学を知ったのですが、3人で組みたくて早稲田への入学を決めたほどです!」と金子さん。今でも、毎日の練習は欠かさない。速いスピードで、なおかつ正確な答えを出すためには、「技能だけではなく、集中力も必要になってきます」と堀内さんも続ける。「金子さんと堀内さんが頑張っていると思うと、さらに頑張れる。自分がベストを尽くすことが、団体のベストにつながっているんです」と松田さん。そうして、昨年の11月、前年度に続き団体優勝を果たした全国計算競技大会。優勝だけではなく、乗算・除算・見取り算・暗算など7種目にも及ぶ競技すべてにおいて満点を取り、大会史上初の団体満点賞を受賞したのだ。主催者側も予期していなかった結果に、後日賞品として、3人に財布が贈られた。「その時のおそろいの財布は、宝物です」。

 「3人で組めることは、とても幸せだと思うんです」。今まで珠算に全力を尽くしてきた3人だからこそ、このような奇跡とも言えるような結果が生み出された。そのひたむきな思いは、珠算へ向けてだけではない。松田さんは、「特別支援教育に興味があり、今年度から教育インターンシップを始めました。子どもたちのためにそろばん学習を活かした教材作りができたらと思っています」。金子さんは「女性の仕事をテーマにしたゼミに参加しているんです。授業を聞いたり、読書をしたりして視野を広げ、将来について考えていきたい」。堀内さんは、「卒業後すぐに、そろばんの先生になることを決めました。先生としての経験を積むために、今年から児童にも教えています。大変ですが、やりがいがあります」。進む道は違えど、同じ思い。それぞれを大切にしながら、今年も団体優勝を狙う。

(提供:早稲田ウィークリー

松田 沙也香(まつだ・さやか)/教育学部4年

1988年石川県生まれ。県立飯田高等学校卒業。教育学部4年。2009年世界大会出場。

堀内 祥加(ほりうち・ひろか)/教育学部3年

1990年千葉県生まれ。早稲田実業高等学校卒業。教育学部3年。平成19年度全日本珠算選手権大会にて、優勝。珠算部を立ち上げ、現在幹事長を務めている。

金子 優希(かねこ・ゆき)/教育学部3年

1989年千葉県生まれ。市原中央高等学校卒業。教育学部3年。「そろばんクリスマスカップ2009」個人総合競技日本一。