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投げる!捕る!走る!
「究極」の名を持つスポーツ“アルティメット”の世界舞台へ!

西中 良太/政治経済学部3年
堀 克秀/商学部3年
井上 順仁/スポーツ科学部1年

西中 良太さん

 日焼けした顔から真っ白い歯を見せて「アルティメットはとにかく体をめいっぱい動かせるところが一番の魅力ですね!」と3人はニカッと笑う。1960年代に米国で始まったこのスポーツは、フライディングディスクを用いるバスケットボールとアメリカンフットボールを合わせたような競技だ。ディスクを地面に落とさぬよう、選手たちはとにかく受け止めるために跳び、走り続ける。「ありとあらゆる運動能力を全開にしないとディスクの動きについていけないんです」と話す西中さん。それゆえ、「ultimate(究極)」という名をつけられたスポーツなのだ。

堀 克秀さん

 中学、高校と海外で過ごしたため部活をする機会がなかった西中さん。「だからこそ何かを成し遂げた、と本気で思えるスポーツがしたかったんです」。堀さんは「ずっとサッカーをやっていたんですが…筋力があまりないために、どうしても勝てない部分があって。足が速いことを活かせるスポーツを探して、ここにたどり着きました」と話す。「こいつ(と、西中さんを指す)とは面識がなかったんですけど、サークル巡りをしているうちに顔見知りになって。誘われてアルティメットの見学に行った時これだ、と思ったんです」と笑う。一方の井上さんは中学時代からアルティメットを続けている経験者。「もともとバスケをやっていたんですけど、下が床で体の動きが制約されるコート内より、おもいっきり体を動かせる限界のない動きが好きで、続けています」と話す。

井上 順仁さん

 早稲田はいろいろな学生がいて、その数だけ価値観がある。「だからこそ、ずいぶん自分自身も変わったなぁ、と思いますね」。そう西中さんが話すと、堀さんが分かる、分かると同意する。「今までは他人と関わることに積極的じゃなかった方なんですが、早稲田に入ってからは関わらざるを得ない、っていうか……(笑)。いろんな人と関わることが楽しくなってきました」。「知らないことにもしりごみしなくなったというか……(笑)」。そう話す先輩たちを見ながら「熱い先輩たちがたくさんいて、ほんと嬉しいです」と井上さんが笑う。

 大学選手権では、フィジカル面などで体育大学系の学生にかなわないことが多いのだが、今夏世界選手権の日本代表に選抜されたことで意識が変わった。トップを追い越せる自信と共に、自身の動きについての欠点もよく見えるようになったのだ。ただ、試合結果は準優勝。1点差でカナダチームに負けた。「金メダルを目指して臨んだだけに、くやしさは残りました」と西中さん。一方U-19の世界選手権に出場した井上さんも18チーム中、13位という課題の残る成績だった。「優勝したチームの真似をしても勝てないんです。世界で経験したことを活かせるような選手になるだけです」と新たに決意。「それでも昔からの夢だった“日本代表”を実現できたことは嬉しかったですね。改めて目標を高く持つことの重要性を実感しました」と堀さんがうなずく。

 早稲田の顔となるアスリートとして、誰よりも走り、誰よりも声を出していく。そんな思いを胸に今日も練習に汗を流している。

参考

早稲田大学アルティメット部SONICS HP
WFDFアルティメットクラブ世界選手権大会公式サイト

(提供:早稲田ウィークリー

西中 良太(にしなか・りょうた)/政治経済学部3年

1988年大阪府生まれ。政治経済学部3年。眞柄秀子ゼミ在籍。江戸川学園取手高等学校卒業。早稲田大学アルティメット部SONICSキャプテン。7月、イタリア、フィレンツエで開催されたWFDF世界U-23アルティメットクラブ世界選手権大会に日本代表として参加。無類のラーメン好き。本人曰く「年間150杯以上は食べています」とのこと。

堀 克秀(ほり・かつひで)/商学部3年

1989年千葉県生まれ。商学部3年。大月博司ゼミ在籍。栃木県立栃木高等学校卒業。早稲田大学アルティメット部SONICS副キャプテン。西中さんと共にWFDF世界U-23アルティメットクラブ世界選手権大会に日本代表として参加。極細ポッキーをこよなく愛する甘党。

井上 順仁(いのうえ・まさひと)/スポーツ科学部1年

1991年東京都生まれ。スポーツ科学部1年。私立錦城学園高等学校卒業。7月、ドイツ、ハイルブロンで開催されたWFDF世界ジュニアアルティメット世界選手 権大会に日本代表として参加。同じ甘味なら「生八ツ橋が大好きです。もちろんあんは粒あんで」という和菓子派。