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ソフトボール部 世界制覇の立役者!!
厚い信頼で結ばれた二人

内藤 祐太郎/スポーツ科学部4年
光岡 遼/スポーツ科学部4年

 今夏、アメリカ遠征で世界制覇を達成した早稲田大学ソフトボール部。伝統あるこのチームが世界で力を発揮できたのは、選手一人ひとりの実力はもちろん、主務・副務としてチームを支える内藤さんと光岡さんの存在が大きかった。

 体育の教員になりたくて本学に入学したという内藤さん。入学当初、「元主将(久我貴大)が『ソフトボールでインターハイ優勝しました』って自己紹介したのを聞いて、こいつすごい! 僕もやってみようかな……って思ったのがきっかけ」と話す。中高はバレーボール部に所属し、ソフトボールは全くの初心者。周りは皆、ソフトボールか野球の経験者という環境の中、レギュラー目指して日々練習に励んできた。

光岡 遼さん

 対照的に「小学校の6年間はソフトボール、中高では野球に打ち込んだ」と話す光岡さん。野球をしたことで、ソフトボールの魅力を再認識し、早稲田で再びソフトボールを始めた。「日本ではソフトボールというと女子のイメージが強いけど、海外では男女関係ない生涯スポーツなのが魅力です。どの大学に進んでもソフトボールをするつもりだったので、早稲田は強豪校なので、入れて良かった!」と、嬉しそうだ。

 主務と副務ってどんなことをしているの? 「グラウンド以外の部分すべてですね。遠征の際の手続きなどもその一つです」と内藤さん。「僕はPCが得意なので、試合の打率計算や、ホームページ運営など。内藤ができない部分をサポートしています」と光岡さん。主務と副務は、100%完璧にできてようやくゼロ地点。ミスをすればすぐに信頼を失ってしまう立場だという。今回のアメリカ遠征ではそれを痛感した。

内藤 祐太郎さん

 「出発直前に、僕たちのプランと旅行会社のプランが違うことに気付いたんです。人生最大の失態です」と悔しそうな表情。遠征は大丈夫だったの? 「はい。先生のお力添えもあり、何とか予定通りのプランで遠征できました。でも他にも大小いろんなトラブルがあって……。伝えるべきことをきちんと伝えられていなかったのが原因ですね。思っていることを100%相手に伝えるべきでした」。失敗を次に生かそうとする前向きな姿勢がまぶしい。

 「主務は、たまにぼそっと漏らす部員の声を拾いあげていく立場だと思っています。いろんな心ない言葉があっても、ぐっとこらえて、チームのために、常に一人ひとりが練習しやすい環境を考えています」。光岡さんも「確かに、何かしてくれるのが当たり前だった立場から、副務という立場になって、先輩への感謝がわきました」とうなずく。

 自分が変わったと思うところは? 「ものの見方です。どんなことにも、それを下で支えてくれている人がいることが分かりました。例えば副務ってサブみたいだけど、実際は光岡がいないと困るんです。今回の遠征の準備では、僕が教員採用試験でバタバタしていたこともあって、彼には多くの面で助けられました」と、内藤さんは少し照れながら感謝の気持ちを伝える。「負担は8:2ですけどね(笑)。でも、その“2”が大事だと思ってやっています。集団の中で人がやりたがらないことや、できないことをできる能力を持っていれば、自ずと必要とされることを学びました」と光岡さんは少し誇らし気だ。

 彼らはお互いに相手の存在に支えられ、助け合いながら主務・副務を務めてきた。今はインカレも終了し、主将や主務、副務も交代した。新しい体制で、次の勝利を目標に頑張る後輩たちを見守る二人だ。「いろいろ責任は大きい仕事でしたが、やりがいがある仕事でした」と日焼けした顔をほころばせた。

(提供:早稲田ウィークリー

内藤 祐太郎(ないとう・ゆうたろう)/スポーツ科学部4年

1989年福井県生まれ。福井県立高志高等学校卒業。スポーツ科学部4年。ソフトボール部主務。ワールドシリーズで優勝。好きな芸能人は加藤あい、福山雅治。「ソフト部は人生最大の学び舎です!!」

光岡 遼(みつおか・りょう)/スポーツ科学部4年

1988年長崎県生まれ。長崎県立長崎東高等学校卒業。スポーツ科学部4年。ソフトボール部副務。ワールドシリーズで優勝。好きな芸能人はマナカナのマナ。最近はiPhone4いじりにはまっている。「車の免許を取得します!」