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岡根 直哉 略歴はこちらから

ア式蹴球部を率いる巨人
学生生活を語る

岡根 直哉/スポーツ科学部4年

 「ちわっ!」元気の良い挨拶が飛びかうア式蹴球部のグラウンドで、チームメイトに囲まれているひときわ長身の彼は、ア式蹴球部主将の岡根さん。高い目線は、チームメイトの動きや試合の流れを見据えているよう。

 岡根さんは高校時代、和歌山のサッカー強豪校の初芝橋本高等学校まで1時間半かけて通っていた。サッカー人生に転機が訪れたのは高校2年生の春。それまでの締め付け型の厳しい監督から、自主性を大切にする監督に代わった。「俺がやらしても意味ない。自分で考えてやれ」という監督の指導のもと、自分に足りないところを考えて練習した。「だから夜9時まで練習していても苦にならんかった」。そのかいあってか、「高校3年生の時のチームは勢いがあったし、全然負ける気がせえへんかった!

 締め付けるだけでもあかんし、自由すぎてもあかんかったと思う。両方の監督を知れたのが良かった」と、懐かしそうに当時を話す。

 「高校を卒業したらプロになりたかった」と話す岡根さんだが、プロの道は狭く、あえなく断念。そんな時、監督のもとに早稲田から推薦の話がきた。大学進学の意志のなかった岡根さんに代わり、他大学からの話を全て断っていた監督も、「さすがに早稲田は行っとけ!」と岡根さんを説得。「親とも話して、早稲田のア式蹴球部のメンバー表を調べたら、兵藤さん(現:横浜F・マリノス所属)とか、すごい選手ばかりでびっくりした!!」。他にも、あと1年と任期の決まっていた当時の大榎監督に「1年でもいいから関わりたい……」と思い、早稲田への進学を決めた。

 実際に早稲田のア式蹴球部に入ってどうだった? 「同じ推薦枠で入ったほかのメンバーは本当にすごい。皆、普通にやってるけど、俺にはできへんと思った」。それでも自分の能力が通用しないことを逆に楽しみ、練習に励んできた。4年生の今年、「監督も俺のことを信頼・期待してくれている」と、やる気にみなぎっている。「今年やったことがベースになって、来年以降につながっていけばいい。もちろん結果も出したいけれど、基盤づくりも大事やと思ってる」と、チームへの愛着も強いようだ。

 しかし残念なことに、岡根さんは昨年からが続いている。「やっと自分のチームにいると感じられるようになった矢先のことで……。今はインカレに向かっていきたいのに……なかなか試合に出られへん」と話す表情には、もどかしさと悔しさが入り交じる。

 早稲田での学生生活はどうだった? 「思い通りとはいかないけれど、自分らしい学生生活やったと思う。

 チームメイトや友人にも恵まれた。でも、もっとキャンパスライフを楽しんでも良かったかも(笑)。本キャンで授業を受けたり、サークルに入って他学部の学生と交流したり……。フットサルサークルとア式蹴球部の混合で交流試合が実現したらおもしろそう」と、残りの学生生活への期待はふくらむ。

 2011年4月より清水エスパルスに入団が決定。一度は断念したプロへの道が、ようやく開けた。プロサッカー選手として、静岡でも岡根さんらしさ全開のプレーが見られることだろう。

岡根さんとチームメイトのみなさん。背後に腕文字「W」が輝く!!

(提供:早稲田ウィークリー

岡根 直哉(おかね・なおや)/スポーツ科学部4年

1988年大阪府生まれ。初芝橋本中学校高等学校卒業。スポーツ科学部4年。身長190cm。早稲田大学ア式蹴球部主将としてチームを率いる。2011年4月からは、清水エスパルスに入団が決定。ライバルは中学の同級生、井岡一翔(プロボクサー)。好きな食べ物は肉、パフェ。休日は部屋でまったりDVD鑑賞をするのが楽しみ。早稲田で印象に残っている授業は「映画の中のスポーツ」。「現在の目標は、まずは卒論を終わらせることです!!」。