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スマッシュ王子、インカレで二冠達成!
友情とバドミントンへの熱い思い

上田 拓馬/スポーツ科学部4年

 第一印象は、キラキラ輝く瞳が印象的な好青年。優しい笑顔の彼はバドミントン部の上田拓馬主将だ。穏やかな口調で「バドミントンの面白さはスピード感あふれる展開ですね」と話す姿は激しく相手を揺さぶるスピード感とは無縁のよう。そうか、物腰柔らかな王子様か……と思いきや、いざバドミントンの試合に出場すれば燃え盛る情熱で、周りを魅了する。「試合では強気になりますね。この1年は、インカレ優勝を目指してきました」。強い意志の宿る瞳とおだやかな雰囲気のギャップが魅力的だ。

笑顔がキラリ、スマッシュ王子

 昨年行われた全日本学生バドミントン選手権大会個人戦でシングルス・ダブルスの二冠達成。王子、やっぱり余裕の勝利だったの?「実は大学2年のときはダブルスでは優勝できたんですが、大学3年生のインカレでは結果を残せなくて」。そこで「何か変えなければ!!」と一念発起。「自主練習を増やしました。そのかいあって、インカレ前の大会では、自分なりに納得のいくプレーができましたね」。挫折を経験したことで、メンタル面でも大きく成長できたという。

 「早稲田のバドミントン部は自由な雰囲気で、楽しくバドミントンできるのが良い」と、生き生きした表情の上田さん。「大学4年生になって、練習メニューを自分たちで考えているのですが、自分で決めたことなので手を抜けないですね」。自分たちで考えて練習をするという大学のスタイルが合っていたそうだ。

 上田さんのライバルは副将の佐々木啓さん。佐々木さんとは中学1年からずっと同じ学校、同じチームに所属。「試合をしても、なかなか勝てず、いつも悔しい思いをしていました。高校1年のときに初めて試合で啓に勝って全国大会に行けたんです。うれしかった……」。高校3年のインターハイでも同じチームとして共に戦い、団体優勝。決勝戦では苦戦したが、上田さんと佐々木さんのシングルスと、二人で組んだダブルスで勝って、優勝! 「僕たちの代の3年生全員で臨んだ最後のインターハイだったので、優勝できて本当にうれしかったですね。皆で号泣しました(笑)」。そして偶然にも同じ早稲田に進学することになる。

 今回のインカレ個人戦では二人の友情をさらに深める出来事があった。同大会に出場し、これまで共に切磋琢磨してきたライバルの佐々木さんが「拓馬は、ダブルスは優勝したことがあるけれど、シングルスはまだ優勝したことがないから、精一杯応援しよう!」とバドミントン部の皆に陰ながら語ったという。人づてにこの話を聞いた上田さんは「絶対負けられない!」と優勝への思いをさらに強めた。「実際の試合でも、啓がコーチ席に入ってアドバイスしてくれて……本当に感謝ですね。早稲田に来ていなかったらこうして啓に応援してもらえなかったかもしれない」と少し照れくさそうな表情で話す。二人は熱い友情で結ばれている。

 「多くの人が僕のために行動し、支えてくれたことに感謝しています。大学4年のインカレで良い結果を残せて、早稲田でバドミントンができて良かった!」。

 12月11日に行われた全日本総合選手権ではおしくも3位。卒業後は実業団への入団が決まっている。上田さんの今後の活躍に注目だ。

取材時とうってかわって真剣なまなざし

全日本インカレ二冠達成でこのスマイル

上田君と愉快な仲間たち。本人は左から2番目、佐々木

(提供:早稲田ウィークリー

上田 拓馬(うえだ・たくま)/スポーツ科学部4年

1989年東京都生まれ。スポーツ科学部4年。埼玉栄中学・高等学校卒業。バドミントン部主将。第10回世界学生バドミントン選手権大会複3位、第61回全日本学生バドミントン選手権大会団体戦準優勝、個人戦シングルス・ダブルス共に優勝と、数々の大会で好成績を残す。好きな食べ物はカレーとアメリカの高級アイスクリーム。『週刊少年ジャンプ』は毎週欠かさず読んでいる。特にワンピースが好き。最近読んだ本はホラー小説の『王様ゲーム』。「韓国遠征のときに読んでいたのですが、怖くて夜眠れなくなって……。朝読むようにしました」。目下の目標は、iPhone購入。「アプリ? よく分かりません(笑)」。