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女子バスケットボール部、創部以来の快挙!
“チーム力”で勝ち取ったインカレ初優勝

丹羽 裕美/スポーツ科学部4年
藤生 喜代美/スポーツ科学部3年
望月 桜子/人間科学部4年

 変わる―簡単そうに思えるけれど、人にとってもチームにとっても「変わる」ことは難しい。しかし、確かな変化を遂げたことで早稲田大学女子バスケットボール部は、昨年11月にインカレ初優勝を果たした。そのきっかけは、直前に行われた秋の関東大学女子リーグ戦での敗戦だ。

 春に続く連覇が期待されていたが、けが人の続出などにより早稲田は4位に終わる。「リーグの途中で出場機会の多かったメンバーが抜けたせいで、チームの息が合いませんでした。各選手の実力はあるのに結果が出ない。そんな状態です」と望月さん。実は彼女自身もけがで戦線を離脱したメンバーの一人だ。「チームの連携を高めるためには声を掛け合い、仲間が考えていることを理解する必要があります。それが不十分だったのだと思います」と今年度からコーチに転身する藤生さんは話す。

 このままではいけない。メンバーの誰もがそう感じていたときに萩原美樹子監督が「コミュニケーションについてみんなで考える機会を作ろう」と言った。そして、後日セッティングされたのがビジネスコーチングをしているOGによるレクチャーだった。テーマはコミュニケーションの取り方。「レクチャーはとても役に立ちました。自分の話し方を見つめ直して、メンバーへの声の掛け方なども変わったと思います」と丹羽さん。藤生さんも手応えを感じていた。「レクチャー後に行った練習では雰囲気が一変しました。みんな声が出ているし、集中力もすごい! 『これだけ密度の濃い練習を継続できれば日本一は間違いない』と感じたほど。インカレ前の練習で経験できて良かったですね」。

女子バスケット部、悲願の全国制覇達成!

 チームの変化が最も顕著に現れたのは準決勝だ。第4クォーター、早稲田は愛知学泉大学に14点のリードを許していた。残り10分を切っての14点差。「少し前だったら諦めてしまい、追いつけなかったと思います」と丹羽さんは振り返る。しかし、この状況で“変化した早稲田”の本領が発揮される。交代で入ったメンバーが活躍して逆転したのだ。「早稲田は“個”の強さが特徴。課題は連携だったのですが、準決勝ではコートに立った誰もが活躍していました。みんなでコミュニケーションの方法を考え、チーム内の連携を高めた成果ですね」と望月さんは言う。

 インカレ初優勝。ただ、捉え方は三者三様だ。藤生さんにとっては1年越しの悲願。「2010年度のインカレは初戦敗退でした。卒業した4年生はつらかったと思います。私自身も吹っ切れない思いを抱いていたので…。だから優勝のとき、応援に来ていた卒業生の姿を見て涙が止まりませんでした」。丹羽さんは仲間たちへの感謝の気持ちが強い。「インカレではMVPと得点王になれたのですが、それはチームのみんなが良いパスをくれたから。本当に“獲らせてもらった”という感じです」。けがでインカレに出場できなかった望月さんは嬉しさ半分、悔しさ半分だ。「優勝はもちろん嬉しい出来事ですが、コートに立てなかったので素直に喜べない自分もいました。今季はキャプテンを務めるので、ぜひ春秋の関東女子リーグ戦とインカレで優勝して三冠を達成したいです」と力強く語る。藤生さんと丹羽さんが言うには新しいキャプテンはしっかり者なのだそう。3人が「メンバーの仲の良さではどこにも負けない!」と口を揃える女子バスケットボール部。今年もきっと、さらなる変化を遂げるはずだ。

新キャプテン・望月さん(フォワード)

新コーチ・藤生さん(ポイントガード)

インカレMVP&得点王・丹羽さん(センター)

(提供:早稲田ウィークリー

丹羽 裕美(にわ・ゆうみ)(左)/スポーツ科学部4年

群馬県出身。スポーツ科学部4年。桜花学園高等学校卒業。バスケットボールを始めたのは小学校4年生。高校の恩師が早稲田出身だったことを知り、自分も早稲田大学を目指す。好きな食べ物はアイスクリーム。音楽も好きで、試合前はChris Brownや清水翔太を聴いてモチベーションアップ!

藤生 喜代美(ふじう・きよみ)(中央)/スポーツ科学部3年

群馬県出身。スポーツ科学部3年。福井県立足羽高等学校卒業後は(株)シャンソン化粧品に入社。シャンソンVマジックの主力選手として活躍後、スポーツ科学の勉強をするため早稲田大学に入学。2年間選手として活躍したが、2012年度はコーチとして部を支える。趣味は写真を撮ること。

望月 桜子(もちづき・さくらこ)(右)/人間科学部4年

東京都出身。人間科学部4年。千葉県立幕張総合高等学校卒業。姉の影響で小学校1年生からバスケットボールを始める。早稲田大学に入学したきっかけは、より高いレベルでバスケットをしたかったから。趣味はショッピング。コーヒーショップに行って、蜂蜜入りのラテを飲むのが好き。