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早大体育各部の勇姿を伝える「早スポ」。
東京五大学新聞コンテストで最優秀賞!

早稲田スポーツ新聞会
楮佐古 博文(左)/教育学部4年
佐藤 匠(右)/文化構想学部3年

 大学スポーツが盛んな早稲田大学において、早大生アスリートの活躍を報じ続ける『早稲田スポーツ』。半世紀以上にわたり、スポーツ好きの学生や校友たちから親しまれてきた。競技中は望遠レンズ越しに試合を見つめ、ゲームが終わると、選手のコメントを求めて奔走する―。学生とはいえ、その姿はプロのスポーツ記者さながらである。そんな“早スポ”が、昨年末、「東京五大学新聞コンテスト」で、最優秀賞である朝日新聞社賞を2年連続で受賞した。普段は体育各部の活躍を伝える早稲田スポーツ新聞会だが、このニュースに限っては、“早スポ”が主役である。

 「今回評価していただいたのは、『早慶野球(秋)号』です。審査員から“安定感”があるとおっしゃっていただきました。他大学と比べ部員が多いので、44部、全ての部に対してきめ細かな取材が可能です。そのあたりが、紙面のクオリティにつながっているのかもしれません」。そう語るのは、前編集長の楮佐古さん。また、早稲田大学には、多くのトップアスリートが在籍していて、取材対象がそういった一流選手たちであることも、大きなアドバンテージになっているのかもしれない。

半世紀以上にわたって早稲田のスポーツシーンを見守ってきた「早稲田スポーツ新聞会」。部員数は約130名を誇る

 早稲田スポーツ新聞会に所属する学生は、新入生が加わり、現在約130名。早慶野球、早慶レガッタ、早明ラグビー、箱根駅伝など、大きな大会に向けての特集号発行と並行し、試合結果などのニュースは、速報性の観点から、WebサイトやTwitterで随時配信している。各部員が5つほどの体育各部を担当し、選手へのインタビューはもちろん写真撮影なども行うが、“スポーツの秋”ともなると、各部のリーグ戦が重なるため、休日にいくつもの試合会場を行き来することもあるそうだ。

 一方、早スポ編集長の主な仕事は、紙面のレイアウトである。特に一面のレイアウトは、スポーツ新聞の“顔”と言っていい。そのこだわりを楮佐古前編集長は次のように話す。「先ほどの『早慶野球(秋)号』を例に説明すると、『覚醒』と書いてある部分を“凸版見出し”と言うのですが、この部分で読者を引きつけたかった。最初は縦書きでしたが、ややインパクトに欠けるため横書きにして文字を大きくし、思い切ってピッチャーの両脇にドンと置きました。さらに、字の一部をグローブの後ろに隠して投手の躍動感を出すなど、細かい調整を重ねています」。

 そのこだわりが読み手にも伝わり、体育各部に負けじと学内外から高い評価を得る“早スポ”だが、新聞業界全体の発行部数が減少する今、どのような紙面づくりを目指すのだろう。新しく編集長のバトンを受け取った佐藤さんに抱負を聞いた。「早スポが生き残るためには、魅力あるものを出し続けるしかありません。その意味でも、選手の人となりが伝わるような記事を掲載していきたい。また、前代もそうでしたが、さまざまなスポーツを積極的に取り上げて、多くの読者に愛される早スポを目指したいと思っています」。

 早大体育各部の活躍を耳にしたら、そのニュースの陰には、取材に走り回る“早スポ記者”の情熱があることをぜひ思い出してほしい。

「東京五大学新聞コンテスト」で最優秀賞を2年連続で受賞

早スポは各キャンパスで無料配布されている。早慶野球号のみ一部100円で販売

市販のスポーツ紙と見間違うほどのクオリティー。印刷は日刊スポーツの印刷所で行っている

(提供:早稲田ウィークリー

楮佐古 博文(かじさこ・ひろふみ)(左)/教育学部4年

埼玉県出身。私立國學院大學栃木高等学校卒業。前編集長。高校時代は野球に打ち込む。近頃はもっぱら読書に夢中。印象に残っている一冊は『遊びの品格』。

佐藤 匠(さとう・たくみ)(右)/文化構想学部3年

静岡県出身。県立浜松北高等学校卒業。小学校から高校までサッカー部に所属。早スポでは、ア式蹴球部、ラグビー部、ラクロス部などを担当している。現編集長。