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大学サッカー屈指の強豪、ア式蹴球部
男女インカレ優勝を目指しエンジン全開!

千葉 梢恵(左)/スポーツ科学部4年
中田 航平(右)/スポーツ科学部4年

 創部89年。その長い歴史の中で数多くの有名選手を輩出し、日本サッカー界に貢献してきたア式蹴球部(以下、ア式)。関東大学サッカーリーグ戦1部でリーグ優勝25回という輝かしい実績を誇り、昨年のインカレ(全日本大学選手権)では5年ぶり12回目となる優勝を果たした。連覇が期待される今年のチームを束ねるのは主将の中田航平さん。ア式を担う才能として、入学当時から将来を期待されてきた逸材だ。しかし、入学してから3年間での公式戦出場時間はわずか5分だった。

 「ケガをして焦りが生まれ、またケガを重ねてしまって。当時はとにかく不安で、本気でサッカーを辞めようか悩んだこともありました」。

 それでも懸命なリハビリを経て復帰を果たし、昨年のインカレ前にはスターティングメンバーに定着。しかし、今度はノロウイルスに侵され病床に。一度も出場する機会がないままインカレは終わり、中田さんは悔しさをかみしめながらチームの優勝を見届けた。そんな苦難の日々から学んだのは“自分で考え、実践すること”。

6月8日(土)「アミノバイタル」カップ関東大学トーナメント大会7、8位決定戦を制し、総理大臣杯本大会の出場権を奪取
©Noriko Tokita

 「言われたからやるのではなく、自主的に動くようにしてからケガが減りました。プレーでも、自主性のあるチームこそ強いと気付いたんです」。

 インカレ連覇、念願のリーグ制覇に向かって突き進むチーム。挫折を乗り越えた中田さんが牽引するからこそ、今年のア式は粘り強く、勝利に貪欲だ。

 一方、ア式は女子部も全国レベルの強豪であり、昨年のインカレでは準優勝に輝いた。だがこの結果に、主将・千葉梢恵さんは悔しさをにじませる。「目標は優勝だったし、勝てる試合だった。勝たないといけなかった」。

 その無念の瞬間を、千葉さんはピッチで味わった。それだけに、今年のインカレ優勝に懸ける思いは誰よりも強い。「目標と目的を持て」と言う長岡義一監督の言葉で、意志はさらに固くなった。

 「私がインカレ優勝を目指すのはなぜなのか。その目的を考えたとき、まず浮かんだのは両親のことでした。ずっと支えてくれて、応援してくれた両親のために、必ず目標を達成したい。昔は日本代表に入るのが夢だったけど、今はサッカー人生を大学までにしようと思っています。だからこそ、残りの時間に全てを懸けたいんです」。

 そう打ち明けてくれた千葉さん。卒業後には新たな夢も抱いているそうだが、「それはまだ絶対ヒミツ!」とかわいらしく笑い飛ばされてしまった。

 女子部は5月の東京大会で優勝し、今季初タイトルを獲得。6月9日の早慶戦も制し、好調な滑り出しを見せている。続く男子部の早慶戦は6月29日。この大一番に向けて、中田さんは語る。

 「子どものころ、父親と観戦したことがあるんです。その熱気に、子どもながらにとても興奮した記憶が脳裏に焼き付いていて、自分が同じ場所に立てることを誇りに思います。4月の慶應戦は勝っているので、次もひたむきに走ってハードワークをこなす早稲田らしいサッカーで連勝し、皆さんを楽しませたいです」。

 強い思いを胸に、慶應に挑む!

いつも和やかな雰囲気の女子部。千葉選手は右から2番目

湘南ベルマーレへの来季新加入が内定した副将の三竿雄斗選手(スポーツ科学部4年)
©早稲田スポーツ新聞会

東京大会決勝にてスフィーダ世田谷Yを下し、今季初タイトルを獲得した女子部
©早稲田スポーツ新聞会

(提供:早稲田ウィークリー

千葉 梢恵(ちば・こずえ)(左)/スポーツ科学部4年

宮城県出身。私立常磐木学園高等学校卒業。ポジションはDFで、フィードの強さが自慢。インカレ優勝を目指し、自ら主将に立候補。趣味はクロスバイク。

中田 航平(なかた・こうへい)(右)/スポーツ科学部4年

神奈川県出身。県立横須賀高等学校卒業。ポジションはMF。中学高校時代は横浜F・マリノスユースに所属。趣味は読書で、お気に入りは『伝える力』など。