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祝・創立100周年。次の100年に向けて、広告の力で日本を盛り上げる!

早稲田大学広告研究会
 島田 大河(左)/スポーツ科学部4年
 舟山 健太郎(右)/法学部3年

 「早稲田大学広告研究会」が、2013年1月、創立100周年を迎えた。当サークルが産声を上げた1913(大正2)年は、まだラジオもテレビもなく、日本で初めてアドバルーン広告が登場した時代。それから1世紀もの間、数千人の校友を輩出し、世界三大広告祭であるカンヌ国際広告祭に作品を出品するなど、精力的に活動を続けてきた。そんな歴史ある団体で、節目である100代目の幹事長を務めた島田大河さん。さまざまな記念事業を取り仕切り、責任ある大役を見事に果たした。

記念祝賀会には、上は70代までの広告研究会出身の校友らが集まり、互いの近況報告や思い出話に花を咲かせた

 「記念事業の集大成として、『早稲田大学広告研究会 百周年記念誌』を刊行しました。編さんに約5年を費やし、100ページ以上にわたって創立から現在までの歩みをつぶさに収録した力作です。また、今年の2月には祝賀会も開催し、500人以上の関係者が大隈講堂に集結しました。これまで経験したことのない重責でしたが、何があっても支えてくれる仲間のおかげで成し遂げることができたと思っています」。

 100年前から連綿と活動を積み重ねてきた早稲田大学広告研究会は、現在も総会員数400名以上と、早稲田大学の中でも大規模なサークルの部類に入る。1、2年次は広告戦略チーム、グラフィック広告チーム、映像広告チームに分かれて、広告制作を実践的に学ぶのが主な活動内容だ。実際に企業の宣伝部から協力を得て、一つ一つのアイデアに丁寧なフィードバックをもらっている。また、3年次になると、各自チームを組み、自らクライアントを獲得。与えられた課題の解決のため、学生ならではの視点を強みに提案を行い、実際の広告として採用されることを目指している。

 そのように大学の一サークルでありながら広く社会との関わりを持ち、大勢の会員を抱える団体のかじ取りをするのは容易なことではないだろう。前幹事長の島田さんからバトンを受け継いだのは、第101代幹事長の舟山健太郎さんだ。これまでは代が替わるごとに活動テーマを一新していたが、舟山さんは新たな試みとして、次の100年に向けての長期ビジョンを打ち出した。「陳腐に聞こえるかもしれませんが、新しいビジョンは、広告の力で日本を盛り上げていくこと。広告を制作していると、どうしても広告主に目が向きがちですが、広告を見てくださる人たちをも巻き込んでいくような活動ができたらと思っています」。

 現幹事長の描く未来図に大きくうなずいた前幹事長の島田さんも広告の展望を次のように話す。「優れた広告は、物を買わせるだけではなく、商品やサービスに関わる全ての人々を幸せにすると思うんです。いまの経済状況を考えるとなかなか厳しい業界ではありますが、広告の未来は明るいと思いますし、日本を盛り上げる力を持っていると強く信じています」。

 メンバーが次々と入れ替わる宿命を持つ大学サークルの中で、長期的に運営していくための基軸となる“変わらないもの”を育んでいく──。「早稲田大学広告研究会」は、次の100年に向けての一歩を確実に踏み出している。

おそろいのTシャツに身を包み、早稲田祭に参加

記念誌の1ページ。右下の写真は、年間の活動報告をまとめた『早稲田広告』の表紙。左から21号(第66代・第67代)、24号(第70代)、25号(第71代)

クライアントを前にしたプレゼンの様子

(提供:早稲田ウィークリー

島田 大河(左)(しまだ・たいが)/スポーツ科学部4年

第100代幹事長。茨城県出身。土浦第一高等学校卒業。2年時にはサークルにおける早稲田祭の統括を担う。スポーツ観戦が趣味で、海外の大会を現地で見るのが夢。

舟山 健太郎(右)(ふなやま・けんたろう)/法学部3年

第101代幹事長。神奈川県出身。早稲田大学高等学院卒業。2年時にグラフィック広告チームのリーダーを担当。映画鑑賞が趣味で、DVDを借り過ぎることも。