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世界大学選手権準優勝を果たした3人
悲願の学生日本一を目指す!

米式蹴球部
中村 洸介(中)/スポーツ科学部4年
ケビン・コグラン(右)/商学部3年
加藤 樹/(左)商学部2年

 9月からアメリカンフットボール、関東大学リーグが開幕した。今年のチームの中核を担うのが、主将の中村さん、コグランさん、加藤さんの3名。それぞれが高いテクニック、パワー、スピードを兼ね備えた、早稲田には欠かせないプレーヤーだ。

世界大学選手権の初戦は対フィンランド。緻密な頭脳戦で攻める日本代表が84対0で圧勝した
写真:日本アメリカンフットボール協会

 中村さんは中学入学時、すでに170cm以上あった体格を生かしたスポーツをしようとアメフトを始めるが、中学には部活がなかったため高校生の練習に参加し、3年間経験を積んだ。年上の選手の中で鍛えられたパワーが、今でも大学屈指の存在感を誇るオフェンスラインとしての実力に結び付いている。「洸介さんはパワーが圧倒的。普段の練習から相手をしてもらっているので、試合で敵にぶつかっても軽く感じるんです」(加藤)。イギリス人の父と日本人の母を持つコグランさんは、親戚の勧めで高校からアメフトを始める。するとすぐに才能が花開き、U-19の日本代表にも選出され将来を有望視されるラインバッカーに。「ケビンは“持っている”選手。いつも試合の大事な局面でビッグプレーをして、チームを盛り上げてくれる、頼りになる後輩です」(中村)。加藤さんもアメフトを始めたのは高校時代。体こそ小さいものの、天性の俊敏さを武器にチームを支える存在だ。「加藤は天才的な直感があって、野性児のような選手ですね」(コグラン)。

 選手としてのお互いの印象を話す際も、早稲田らしい和気あいあいとした雰囲気で語り合ってくれた3人。そんな彼らは今年5月、スウェーデンで開催された第1回世界大学アメリカンフットボール選手権に日本代表メンバーとして参加した。フィンランドや中国などには無失点で大勝するものの、メキシコには完敗。初代チャンピオンの座こそ逃したが、準優勝という好成績を収めた。「1位になったメキシコには、パワーでもテクニックでも負けていた。まだまだ学ぶことが多いと実感できる大会でした」(中村)。「技術も体格でも上を行く相手に、日本らしいクレバーな戦い方は通用したと思う」(コグラン)。「対戦相手はもちろんだけど、同じチームになった大学トップレベルの選手たちから学ぶことも多かった。全てにおいて自分より上回っていて、衝撃を受けましたね」(加藤)。

 世界と戦うという貴重な経験をチームに還元し、これから迎える勝負のリーグ戦。主将の中村さんは、特に強い思いを抱いている。「僕が早稲田に入った理由は、1934年の創部以来ずっと強豪校として知られているのに、日本一になれていないから。自分がトップへ導くことに魅力を感じたんです。だからこそ、絶対に結果を残したい。現段階ではまだ、実力が足りていないので、これから試合を通じて課題を克服し、個人としてもチームとしてもレベルアップしていきたい」。

 リーグで上位に進出し、関東大学選手権、東日本代表校決定戦を勝ち抜いて初めて得られる甲子園ボウル(全日本大学選手権大会決勝戦)への切符。その長く険しい道を進み、悲願の日本一をつかむため、米式蹴球部の戦いが始まる。

国内ではライバルでもある大学アメフトの先鋭選手たちが「JAPAN」のユニホームで集結

圧倒的なパワーで相手ディフェンスをブロックする中村 洸介選手

大学日本一を目指し、厳しいトレーニングを積み重ねる

(提供:早稲田ウィークリー

中村 洸介(中)(なかむら・こうすけ)/スポーツ科学部4年

東京都出身。日本大学第三高等学校卒業。過去のアメフト雑誌や試合映像で研究を重ねる勉強家。

ケビン・コグラン(右)(けびん・こぐらん)/商学部3年

東京都出身。東京都出身。早稲田大学高等学院卒業。普段から部屋の掃除を欠かさないきれい好き。

加藤 樹(左)(かとう・いつき)/商学部2年

東京都出身。早稲田大学高等学院卒業。趣味は読書で、同じ寮の友人から借りて読むことが多い。