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TEDxWasedaU 早稲田のグローバルコミュニティーから “Ideas Worth Spreading”

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TEDxWasedaU 副会長
クォン・テワン/国際教養学部4年

「自分を変え、社会も変えるアイデアを発信する」

“Ideas Worth Spreading”(広める価値のあるアイデア)をコンセプトに、スピーチやカンファレンスを通して優秀なアイデアを世界に広め、人々を啓発する活動を全世界的に行っている非営利団体「TED」。その理念の下、早稲田大学でのイベントを運営している学生団体が「TEDxWasedaU」だ。世界で活躍する第一人者たちを早稲田に集めたメインイベントを大成功させ、50人以上のメンバーをまとめている副会長のクォン・テワンさんに、TEDとの出合いから現在の学生生活、そしてこれからの夢について伺いました。

――「TEDxWasedaU」はどのような団体ですか。

 2011年に、私の先輩にあたる国際教養学部の韓国出身の学生と、日本人の学生たちによって設立された団体で、現在のメンバーは約50人。日本国内のTEDコミュニティーの中でも人数が多く、さまざまなバックグラウンドを持った学生たちが集まっているので、英語が共通言語です。TEDのTはTechnology、EはEntertainment、DはDesignの頭文字を取ったもので、この3分野を中心に各界のスピーカーを招き、講演会を開催しています。

――クォンさんはいつから参加しているのですか?

 私は米国の高校に通っていて、そのころからTEDのことは知っていたのですが、まさか早稲田大学に独自の団体があるとは知らず、入学して先輩から聞いたときには驚きました。自分もTEDのイベントを開催できる! と思い、韓国での徴兵から戻って復学した2013年に参加しました。

昨年のメインイベントは教室後方が階段状の大教室で開催

――運営をする上で苦労していること、努力されていることがあれば教えてください。

 昨年から副会長になり、責任が増しました。私たちは「メディア&PR」「スポンサー」「スピーカー」「デザイン」の4つのチームに分かれて活動をしているのですが、やはり、多種多様なメンバーが集まるこれらのチームをまとめることは難しいと感じます。皆それぞれ授業や勉強もある中でモチベーションを確保していくことも重要ですし、それぞれの意見も尊重しなければなりません。TEDは多様な文化の中から生まれるアイデアを重視する団体ですから、その理念を忘れないようにしています。

――特に思い出深い講演は何でしたか?

 イベント中は運営に徹しているため、その場でスピーチを聞くことができないのですが、終了後に映像で講演をチェックします。昨年スピーカーとしてお越しいただいたSekai Creater(※)の設立者・坂梨スティーブ氏の講演はとても印象に残っています。坂梨氏は日系4世のアメリカ人で、ロサンゼルス、シアトル、東京の企業でのリーダーシップ育成を担当されていますが、彼の力強い言葉は私にとって大きな刺激となりました。でもどの講演も、自身の人生の目標を追求し続ける力になると感じています。
(※)大学生を対象にグローバル人材を育成する非営利団体。

――他大学や学外のTEDコミュニティーとのつながりもあるのでしょうか?

 あります。日本では早稲田以外に東京大学や東京工業大学などがあるのですが、大学同士で連携をして運営ノウハウを共有し、イベント開催時に人手が足りないときなどはお互いに助け合いをしています。交流会を開催する機会もあり、他大学から学ぶことも多いです。早稲田らしい独自のイベントとしては年に1度、毎年5月に学生スピーチコンテストを開催していることですね。

――今後のイベントについて教えてください。

 毎年何度も会議を重ね、年度ごとにテーマを決めて、それに沿ったイベントを行っています。今年のテーマは「E-motion」。Emotionは「感情」という意味ですが、私たちが考えたのは、E-mailやE-commerceなどのインターネットを表すEと、行動のMotionの合成語で、「インターネット上の行動」ということです。今はインターネットを通じてさまざまなコミュニケーションが行われる時代。そこから生まれる感情が現代の人々にとって大きな動きであると考えました。昨年は6つものイベントを開催しましたが、今年はメインイベントの完成度を上げるため、あえて全体のイベント数を減らしています。今年のメインイベントは、6月25日(土)13時より早稲田大学小野記念講堂にて開催予定です。メンバーも楽しみながら、運営ができたらと思います。

早稲田キャンパス3号館302教室で行った昨年のイベント

――クォンさんが目標としていることや今後の夢を聞かせてください。

 早稲田から、自分を変え、社会も変えるような面白いアイデアを発信し、多くの人に伝えられるよう継続的に活動をしていきたいです。そして新しいアイデアを持った早大生をたくさん巻き込んで、TEDxWasedaUの価値を高めていきたい。あとは、私も卒業後、今度はスピーカーとして登壇できるようなことがあれば、うれしいですね。

昨年のテーマは「(UN)LIMITED」

オーディエンスが参加することも

多種多様なスピーカーを招へい

(提供:早稲田ウィークリー

クォン・テワン/国際教養学部4年

韓国ソウル出身。米国Avon Old Farms School卒業。将来はアジアで働きたいと思い、日本の大学への進学を決意。国際教養学部のカリキュラム内容に引かれ早稲田大学を選び、2010年に来日してから日本語の勉強をスタート。2人兄弟で、弟(写真左)も国際教養学部で学んでいる。

TEDxWasedaU

米国のTEDからの公式ライセンスを受け、早稲田大学の学生が中心となり独自に運営する非営利団体。「TEDx○○」は世界133カ国で開催されており、 大学生が運営しているTEDxは海外ではTEDxCambridge, TEDxYale, TEDxUCLA, TEDxHarvardLawなどがあり、日本では2012年、TEDxUTokyo(東京大学)、TEDxTITEC(東京工業大学)、 TEDxWasedaUによる3イベントが開催されたのが始まり。

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