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▼スタディ・アブロード―世界から早稲田へ―

From People's Republic of China to Waseda
中国から早稲田へ

王 鳴佳(ウォン・ミンジャ)/別科日本語専修課程

アニメの世界に魅了されて日本語を学ぶ
日本語の発音がとてもきれい

日本語の発音がとてもきれい

名門の上海交通大学日本学科から、本学の別科日本語専修課程に留学している王さん。今までは理系の学科がもてはやされてきた中国でも、最近は文系の科目を学ぶ学生が増えている、と今日の大学事情をまず説明してくれた。「それでなぜ日本語を?」との質問には、「強いはっきりした発音が多い中国語と比べて、日本語の流れるような美しい響きが耳に心地よくて」と言いつつも、少し顔を赤らめながら「でもルーツは、小学生のころによく見ていた日本のアニメかも知れません」と小声で語る。当時は『名探偵コナン』や『スラムダンク』などの日本製アニメが大ヒットしていた。「今は『ONEPIECE』が好き」と笑う。

留学してから始めた自炊生活
安徽省の「黄山」には、山水画の世界が広がっている

安徽省の「黄山」には、山水画の世界が広がっている

留学先が早稲田に決まった時、両親はとても喜んでくれた。「早稲田は中国でも非常に有名ですし、国の政策で私は一人っ子なので、少しは独立心が付けばと思ったようです」と語る。実際、来日するまでは家事らしいことをしたことがなかった。だが今は少しでも出費を抑えるために自炊をしている。「まずはお鍋いっぱいカレーを作るんです」。だがさすがに毎日カレーというわけにはいかない。そういうときは少し奮発してラーメン専門店に行く。「一風堂のラーメンが好き。中国にはない味です」

これからの進路に思いを馳せる

 留学して良かったと思うのは、世界が広がったこと。同じ寮にアメリカやヨーロッパからの留学生も滞在しているし、和歌山にある日本の友人の実家でのホームステイで日本の伝統的な正月と初詣も経験した。「日本のことがもっと知りたい。それには日本語の能力をさらに上げないと」と焦る気持ちもあるが、帰国は7月。あまり時間がない。帰国後の選択肢は2つあるという。大学院に進学して再度日本に留学するか、上海の対日貿易会社で日本語を使える仕事に就くか―。留学を通して広がった視野を、これからどうやって生かしていくのか。王さんの前途を応援したい。

上海交通大学日本学科の3年生一同

上海交通大学日本学科の3年生一同

(提供:早稲田ウィークリー