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▼スタディ・アブロード―世界から早稲田へ―

From Bolivia to Waseda
ボリビアから早稲田へ

エロイ・ゴンザレス、カルラ・タボアダ/情報生産システム研究科 博士後期課程2年

 ボリビアご出身の夫婦エロイさん、カルラさんのお二人は大学卒業後、母国でシステムエンジニアとしてIBMやその他の大企業で働いた。その一方で、「仕事の専門領域をさらに高めるために、海外へ留学したいと考えていました」と話す。「日本はテクノロジー発展のけん引役として世界に知られているため、当初から留学先として強く希望していました」と留学前を振り返る。

 「幸運な事に2005年、妻のカルラがJICAの技術者招聘事業の一環として、短期訪日のチャンスを得ました」。このとき本学の情報生産システム研究科(IPS)の存在を知り、カルラさんの帰国後、2人でIPSの修士課程への進学を決心した。「修了すれば良い仕事の機会が得られるばかりではなく、今後の人生において貴重な経験になり、お互いを高め合えると感じたからです」。

 2005年9月に夫婦でIPSの情報アーキテクチャ分野に進学し、2007年には2人とも無事修了することができた。現在は博士後期課程の2年生に在籍し、研究を続けている。「私たちの研究テーマは、データマイニングです。将来、工場、サービス業、金融、薬などのさまざまな産業で、その活用が期待されています。特に膨大な情報がやり取りされるディーリングにおける、意思決定の手法開発に貢献したいと考えています」。研究成果が一般社会でも高い価値を持ち、いずれは日本とボリビアの双方に貢献することを目指している。

 「研究も北九州での暮らしも申し分なく、充実した施設や多くの友人と共に恵まれた環境で過ごしています。1歳半の時に連れて来た息子のニコラスはもう5歳になり、日本語とスペイン語を流暢にしゃべっています」。今は大のロボット好きだと嬉しそうに話す。「今年3月、彼の書いた絵がコンテストに入賞し、文部科学省から表彰されました。とても嬉しく思っています」。

 今お二人には共通の夢があるという。「私たちには将来、ボリビアの恵まれない子供たちを助けたいという夢があります。特に郊外や田舎の子供たちに、教育機会や職業能力を高める機会を与えたいのです。そのため、十分な教育や住居、食事などを与えられるセンターをいつか立ち上げたいと考えています。将来、日本とボリビアが共同で児童支援のプロジェクトを実施し、私たちも共に関われる日が来ることを期待しています」。お二人の夢を応援したい!

(提供:早稲田ウィークリー